「陽性になる」2023/6/9

・ここ数年話題になっていた病気に初めて感染した。つい最近までコレラや狂犬病、黄熱病より上位の指定感染症だったあの病気だ。今週月曜(6/5)の朝に38.5度の発熱が確認され、病院に駆け込んで棒を鼻に突っ込んだところ一発で確定した。面倒なことになったな、と思った。感染が確認されたのは19連勤中の15日目。残りの営業日でしなければならいことも多くあったし、それまでの営業日で多く人と関わりすぎていた。あーあ、と思いながら職場に申請し、休暇がスタートする。

・陽性反応が出た初日、6月5日の症状は倦怠感と熱だけだった。味覚ははっきりしてるし、咳や鼻炎はない。こんなものか、という感じ。39度台には至らず、若干の寝づらさを感じつつ就寝。

・翌6日と7日はこれに爆咳(ばくせき。1時間に1度)と鼻水堰(はなみずせき。常時)がプラスされ、体温も39度台がちょくちょく出てくるようになる。こうなるといよいよ行動が億劫だ。解熱剤が効いて症状が緩和されている時しか何にもしたくならない。

ギリ40度には至らない

・8日には平熱になることも増え、このnoteを書いている今日6月9日には爆咳だけが残り他のコンディションはばっちり平時に戻った。

・これまでの人生でそこそこ病気を経てきた自分としては、季節性インフルエンザや急性胃腸炎より遥かに軽い症状に感じられた。あくまで私の体験談ベースだが。だらだら症状が続くのは気分悪いが、瞬間最大風速でいえば、台風とビル風くらいの差はある。あくまで、重症化しにくい分類に属する人間の感想。

・自分がすれ違う誰かに感染させたらどうしようという不安の方が、私を苦しめた。独り身なので、生きるためには自身での飲食物の確保が必要になる。ポカリスエットを買いに行くにしても俯いてこそこそ出歩かなければならないのは精神的によくない。

・また、ベッドの上に丸4日以上滞在するという経験がとんとなかったので、一気に体力が衰えたのも実感した。徐々に慣らさないと、今までみたいな1日1万歩生活は厳しいかもしれない。2021年の超過死亡増大について外出抑制による体力減退を要因の一つと主張している意見を見たことがあるが、現実味がある。

・まずは完全復帰のため、ゆっくり休もう。

・体調を崩したことで久しぶりにかたまりで休みを頂けて気付いた事実。普段は「忙しいから」と言い訳して実行しなかった趣味や創作や勉強は、現状「体が怠いから」と言い訳して実行しない。私は結局逃げ道を自分に与えてばかりで何も為そうとしない。そのことが分かった。

・しょんぼり



【療養中に観た映画】

・ナイトクローラー

・目が死んでいるジェイク・ギレンホールは最高。彼の顔を見るための映画といっても過言じゃないかもしれない。好きなカットがかなりネタバレなので、既に観た人と話したい。

・ドラマ「MIU404」に登場したパパラッチ系YouTuber(劇中では”ナウチューバー”)が自室に「ナイトクローラー」のポスターを貼っていて、この映画観てパパラッチに憧れるんだ、と驚いた記憶。


・ダークレイン

画像が少し小さい

・確かに予想できなかったけど、「震撼のラスト15分」とか書かない方が良いのでは?

・製作者が狙ってのものだろうが、終始ストレスがたっぷり掛かる作りになっていた。演出や登場キャラの感情が混然一体となってのストレス。体調悪くなっちゃうって。


・死刑にいたる病

・目が死んでいる阿部サダヲは最高。散々言及されつくされているが、人心掌握する阿部サダヲと拷問殺人する阿部サダヲが両方違和感なく地続きなキャラクターになっているの凄い。それにしてもよくこんな表情できる。

・白石和彌監督の絵作りってすごいな~。拷問殺人描写がばっちりですごく嫌な気分になることができた。


・ノイズ

・いうほど狂気的な人格は登場しない。「死体なんてなんぼあってもいいですからね」という原作者の声が聞こえてきそうな作品。

・連載漫画が原作ということもあって、少しでも多いストーリー展開がないと評価されないだろうし、大変だなと思った。2年間の連載を2時間にギュッとしているため話の進む速度が速すぎるのは気になるが、飽きさせないという点では一概に悪いこととは言えないかも。

・藤原竜也の”良いパパ”があまりにも”良いパパ”でよかった。



・体調が悪い中で、暗いテイストの映画ばっかり見すぎちゃいないか。


【今日得た知識】
・1993年の夏は雨が続き、観測史上唯一梅雨明けが宣言されなかった。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?