「すごいはかわいい」2022/3/8

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・高校の友人5人と苗場でスノーボードをした。楽しいね。

・スノーボードの初心者向け滑走法に「木の葉滑り」「S字ターン」というものがある(知らない人はググってください)。私はS字ターンが上手にできない。運動能力の低さもさることながら、練習機会の少なさも原因だ。雪国から離れた場所で生活している私は、コツを掴むころには撤収の時間になっているし、次の機会にはおよそリセットされている。

・まぁ、木の葉ができるんだし、それだけでも楽しめているからいいか、と割り切っていた。善逸だって壱ノ型だけで善戦していたんだし、無理に手数を増やそうとする必要ないじゃないか。

・アラサーになって初めてのスノーボードで怪我をせず帰れただけで褒められたものだ。


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・高校の友人5人と宿でトランプをした。楽しいね。

・メンバーで考案した創作ゲームが非常に盛り上がった。①ゲームを考案し、②ルールを共有し、③参加者全員が楽しめる、というのは知能の水準と嗜好が揃っていないと実現できないと思う。良い友人達を持った。

・旅館の布団の上で気心の知れた友人達とゲームすることよりも楽しいことってこの世に存在しないだろうな。タランティーノ映画や鳥山漫画をどれだけ摂取しても得られない充足感。

・今年の夏には私が企画して旅行に行こうかな。


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・先日(3/6)放送された「R-1グランプリ」面白かったな。

・2021年の大会運営が杜撰だったと各所で話題になっていて、1年前にテレビで見ていた私も大会進行の拙さに気を取られてしまった。ので、そこまで期待を掛け過ぎずに観戦していたが、大いにシステムがブラッシュアップされていて感心した。

・一度炎上した企業・事業は二度と同じ轍を踏まないよう、一層入念に構成を組み、トラブルシューティングの想定に力を入れるんだろうな。

・ファイナリストの寺田寛明氏は、私が以前大喜利イベントに出場した時の審査員をされた方だったのでかなり贔屓目に見てしまった。実際とてもウケていた。

・彼が大会を終え、こんなツイートをしていた。

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・スクショも残しつつ引用。

・「すごく」と言うべき箇所を「すごい」と表現する寺田氏、そしてその理由が「かわいい」から。「かわいい」は「おもしろい」。

・通常、ネタ中に武器になり得ないノイズはない方がいい。例えば、フリップを捲る手にごてごてのストーンネイルが施されていて言及されなければノイズになるし、ネタが頭に入らない。ウケにもろに直結するだろう。寺田氏のネタを観ながら私も「すごい」に引っかかってしまっていたし、それは確かなノイズだった。ノイズになりうる表現をなぜ選んだのか。

・フリップ芸が面白テキスト羅列で終わらないのは、読み手がそれをどう表現するかで笑いのふり幅に大きな影響が出るという点だ。大喜利が面白い人はホワイトボードに面白いテキストを記すだけではなく、それを面白く口述するスキルも持ち合わせている。彼が読み方(己のキャラクター?)に「かわいさ」を纏わせることで、校正の完璧な自動読み上げAIに出せない面白さがプラスされたかはよく分からないが、言語感覚を重視しているが故の彼の試みは非常に興味深い。

・「すごい」の持つ「かわいさ」は、審査員であるハリウッドザコシショウが寺田氏のネタに寄せたコメント「テレビを見ている人を意識した”人間力”が欲しかった」を攻略するヒントにもなりうるかもしれない。

・以前”小学生”視点で小説を書いた時、幼さを表現するため意図的に「赤い格好いい自転車」という表現を盛り込んだところ、間違いだと指摘されてムッとなった経験があったため、彼の「すごい」の意図に共感しつつ深く感心した。言葉を大切にする芸人、寺田寛明のネタはすごい面白い。


【今日得た知識】
・ZAZYは東京理科大中退。

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