壱劇屋 心踏音(ネタバレあり)
感想と情報メモ。
8/27鑑賞会もくりにて、2回目の賊義賊と4回目の心踏音。
はじめて見た日も、賊義賊のコメディタッチで油断してもう一作いっちゃおうかな〜と気楽に見はじめて、
続けて見た心踏音でバーーーーーンって叩き落とされた。
いや……心踏音………………
何度見ても本当……大好き…………。
ワードレスであることと物語がこんなに美しくリンクすることがあるの、というメタがまず美しくて好き。
そしてその表現がまた美しい。
照明で表現された「見えない」世界と「見える」部分のこと。
音。しゃべれないヒロインとの会話。音だけが響き、タップの音で会話して、そこにはあたたかい光がさす。耳が聞こえてよかったねえ…。
お話。目がみえないからこそのストーリーのギミック。
チリーン という音の意味が、「殺せ」から「生きろ」に変わる瞬間の鳥肌はもうほんとうにすごい。
つらい物語だけど、終盤の「そういうことか!!!!」の回収が気持ちよくてすごく良いものをみた、という余韻があるのが好き。
この回収の気持ちよさは映画刀剣乱舞と通じるところある。
2回目以降はお洗濯干すところ、温かくて愛おしくて、意味わからんくらい泣いてしまう……
あと衣装もとても好き。
黒一色のなかで、ヒロインだけが色づいている……。暗闇にさす一筋のひかり…。主人公の目はみえないのに、わたしたちには視覚的に主人公から見た世界がみえる。
あと、ヒロインのケープがごわっとしたラインの厚地で。
しゃべれないことで辛い思いをすることもあったのかな、鎧のように固めて心を守っていたのかな、、
そういう世界にぼろぼろで剥き出しで生きている主人公がやってきて、ふれあって、あたたかい感情がうまれたのかな……など感じました。パパに愛されていることや、周囲の人の多くに悪意はないことはわかっていても、寂しさや辛さが消えるわけではないものね。
坂口さんの衣装もふかふかしていて、髪型とも合ってて、すごくかわいいと格好いいが絶妙なバランス。坂口パパが主人公とじゃれてるところほんとかわいい。
衣装制作のお話がなんと読める(衣装オタク垂涎)
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鑑賞会ならではの一緒に見てくださった方とのお話!
座頭市みたいだね〜というお話。みたことなかったので見るものリストイン。
賊義賊見ているときに、特撮みたいだね、というコメントもいただいて、上の伏線回収がえいらぶみたいなのか!という気づきにつながりました。ありがとうございます!!
音楽をご存知のふぉろわさんからは、心踏音の主題歌に使われてる曲を教えていただいた…!!!!
通勤にきける!!!!!!!!大感謝です!!!!!
SawanoHiroyuki[nZk]:Aimer 『s-AVE』
歌詞 https://www.uta-net.com/movie/193884/
歌詞も刺さる……。BGMも澤野博之さんよく使っていらっしゃるらしい(憫笑姫のときにも教えていただいた)
買いました。
Twitterランドから役者さんたちのお写真とか。他にもいくつかあった。
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そんな心踏音は観劇三昧さんで観られます
劇団員さんのコメンタリーも裏話たくさんあって楽しいので、再生しながらぜひ。
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