カメラの話 #1
またガジェットの紹介に近いですが、今回はカメラのお話。
ここ3年くらいカメラにどっぷりハマってまして、このnoteを始めたきっかけも、自分の写真をどこかにアップしたかったからです。
前回の記事にならい、私のカメラ遍歴から書いていこうと思います。
◆初めてのカメラを購入するまで
初めてカメラを購入したのは、約8年前。就職1年目の頃です。
社会人になるにあたり、将来の展望など全く考えていなかった私ですが、唯一決めていたことは「社会人になったらカメラを買う」ということでした。
その理由は、「自分で何かを表現したい」とか、「自分の記憶を記録に残しておきたい」というかっこいい理由ではなく、ただ単に、一眼レフを首から下げていることが「お洒落」だと思っていたからです。
完全にアクセサリー感覚でした。カメラ好きの皆さん本当にごめんなさい。。
さぁ、カメラを購入することだけは決まっていましたが、いかんせん知識がない。
そして周りにカメラに詳しい人もいない。
私の知識といえばCanonとNikon、あと、画素数が多ければ画質が綺麗、こんなところでした。
これくらいの知識量だと悩み事は逆に少なくて「Canonはなんとなく王道っぽいからNikonだな。あと完全なエントリーモデルは見た目がちょっとカッコ悪いから、一つ上のランクのやつにしよっ。」って感じで購入しました。(いやほんとすごいと思う。)
購入したのは”NikonのD5200 ダブルズームレンズキット”。
(画像はAmazonより引用)
10万円ちょっとオーバーくらいだったと思います。
過去のInstagramの投稿を見ると、注文したのは2013年5月22日。
ちょうど初任給が入った次の日でした。
いやいや、いきなり一眼レフのダブルズームキット買えるほど給料貰えんのかよって感じですが、入社して最初に私が所属したところが4〜6月頃に激しめの繁忙期を迎える部署で、いきなり残業続きだったんですよね。土日も含めて。
めちゃくちゃ苦労したのを覚えていますが、幸いにも残業代がしっかり支払われる環境だったので、初月から同期の1.5倍くらいの収入があったと思います。
そういったこともあり、初任給でいきなり夢の一眼レフを手に入れてしまったわけです。(あ、もちろん親へのお返し的なものも買いました。)
◆初めてのカメラ
何はともあれ、予定よりかなり早めにカメラを手に入れた私。
それはもう意気揚々と写真を撮りに…
はいきませんでした。
そもそも全く知識がなかったですし、マニュアル本なんかも買いましたが、買って満足。
旅行の時なんかは持ち出したりしていましたが、段々とそれも少なくなっていくような感じでした。
1番のネックはやはり、大きさだったと思います。
めんどくさくなってしまうんですよね。持ち運ぶのが。
年々持ち運ぶことも少なくなっていき、カメラのいろはを学ぶこともなく、ただの”でかいデジカメ”期間が数年に渡り続くのでした…。
◆転機
そんな私にも転機が訪れます。
それは、登山を始めたことです。
山の非日常的な風景を少しでも写真に残したいという想いから、山に登る時だけは毎回、カメラを持っていきました。
山で撮る写真が大好きで、たまに自分で見てる景色より素敵な写真が撮れるんですよね。めちゃくちゃ感動したのを覚えています。
でも、この時は設定フルオートで撮っていたので、なんでこんな写真が撮れたのか、全く分かっていませんでした。
今思えば、これがカメラにどっぷりハマったきっかけだったんだと思います。
そこから、絞りとシャッタースピード、ISOの関係性、焦点距離、ホワイトバランス、オートフォーカスの種類、センサーサイズの違い、RAW現像…たくさんカメラについて勉強しました。
この時間が本当にもう楽しくて、ここからカメラにどっぷりハマっていくことになります。
これが約3年前。
そしてカメラを続けていくにあたって、まず私が改善するべきポイントは、「持ち出す機会を増やすこと」、1番のネックである「大きさ」と「重さ」を解消することだと気づき、カメラの買い替えに挑むことを決意しました。
◆ミラーレス一眼カメラの購入
一眼レフの重さを解消するために、ミラーレスへ移行…
なんてのはよくある話で、私もまたその内の1人です。
以前はあっさりと購入したD5200でしたが、今回は後悔しないようにと、調べまくりました。
四六時中カメラのことを調べて、ものすごく労力がかかりましたが、「何を買うか考える時間」って最高ですよね。めちゃくちゃ楽しかった記憶があります。
悩んだ点はこんなところ。
①メーカーをどうするか。
②機種をどうするか。
③一緒に買うレンズはどうするか。
まずはメーカーをどうするか、これは三択だったと思います。
SonyかPanasonicかFUJIFILM。
Sonyは動画も写真もそつなくこなす、Panasonicは動画特化、FUJIFILMは写真特化。
当時はそんなイメージでした、
せっかくだから周りに使ってる人がいないものを使いたかったので、友人が使っていたPanasonicは除外。
FUJIFILMは今でも憧れのカメラですが、ちょっとニッチなイメージが強すぎて、当時の私にはなんとなく使いこなせる気がしなかったので除外。
当時からミラーレス業界はSonyが席巻していたので、安心感もありましたし、ネットで検索すると、ミラーレスデビューはSony!みたいな記事がたくさん出てきたので、私もSonyでミラーレスデビューすることに決めました。
次に機種をどうするか、という点ですが、
まずはセンサーサイズをどうするか決めなくてはなりません。
キットレンズしか使ったことのない私は、色々なレンズを使ってみたいという気持ちが強かったので、コンパクトデジタルカメラの類は除外。
そして所有していたD5200がAPS-Cセンサーー搭載を搭載したカメラだったので、それよりスペックは落としたくなかったことから、フルサイズセンサーかAPS-Cセンサーかの二択に絞りました。
(画像はsony公式ホームページより引用)
ネットで検索すると、「絶対後々フルサイズが欲しくなるから、それなら初めからフルサイズ買っとけ!」的な文章をよく見ました。
なるほどな、と思い、金額を見てみると、ちょっと買えそうな値段じゃありません…
中古で型落ちならなんとかいけるか?
レンズもフルサイズ用を買わないといけないから…
…
…
…
無理でした!
キットレンズしか使ったことのない私にとって、金額的に一本のレンズでしばらくやっていかないといけない(なんなら一本のレンズも厳しいくらい)という状況はNG。
フルサイズは断念しました。
そして機種をAPS-Cに絞り、当時のα6×××番台のフラッグシップ、α6500の購入を決意しました。
最後に、一緒に買うレンズはどうするか、という点。
悩んだのはズームレンズなのか単焦点なのか。
キットレンズからのステップアップをしたかった私の頭の中は単焦点でいっぱい。
欲しい単焦点レンズも複数あり、検討を重ねていました。
「次買うなら絶対単焦点だわ間違いない。」と自分に言い聞かせてた私も、いざ買うとなると不安で気持ちがグラグラ。
最初に買うのは標準域か、広角か。
F値はどうする?純正?サードパーティー製?
結局ズームレンズにしました。笑
でもせめてF値の変わらないレンズを。
ってことで、狙いはAPS-C用のF4通しのレンズ、SELP18105GかSEL1670Zに絞りました。
SELP18-105G
SEL1670Z
(画像はsony公式ホームページより引用)
前者はズーム域の広さや、インナーズーム、デジタルズームなどが特徴の動画向きレンズ、後者はSonyとZEISSの共同開発により製作されたレンズで、どちらかというと写真用途がメインですかね。APS-C用Eマウントレンズの標準ズームとしては一番人気のあるモデルだと思います。SELP18-105G
この二択でしたが、問題なのは金額。
当時の価格はSELP18105Gが4万円台、SEL 1670Zが中古で7万円台、約3万円の金額差がありました。
ズーム域や価格を加味すると、完全にSELP18105Gが優勢でしたが、まずは写真用途をメインに考えていたので、デジタルズームによるレスポンスの遅れがどうしても気になりました。
また、漠然と広角な風景写真に憧れてた私にとって、広角側の2mmの差が最終的に決断する要因になったと思います。(当時どれだけ影響するかは全くわかりませんでしたが…)
そしてカメラ本体を購入した時に、yahooショッピングで26%くらいのポイントが付与されたので、金額面による迷いが若干解消されたこともあり、SEL1670Zの購入を決断しました。
これが大正解で、まずレンズ側面の青いZEISSバッジにめちゃくちゃテンション上がったのを覚えています。
これまでキットレンズしか使ったことのなかった私にとって、このレンズの濃い色のりはすごく感動しました。
また、広角側16mm(換算24mm)の画角も想像以上に広く、こちらを選んでよかったと思っています。
◆まとめ
めちゃくちゃ長くなってしまいましたが、私が購入したカメラ+レンズはSony α6500とSEL1670Zでした。
現在、写真を撮りに出かける時は、後日紹介するSIGMAの単焦点レンズを持っていくことが多いですが、物撮りや多用途に使用することが想定される時はこのズームレンズをよく使っています。
物撮りを始めるようになってから、ズームレンズの使い回しの良さを再認識しているところなので、今後活躍する機会が増えそうです。
以上、私がカメラや写真に夢中になるきっかけとなったα6500とSEL1670Zについての記事でした。
次回カメラの話では私は偏愛しているSIGMA DC DN Contemporaryシリーズの3兄弟を紹介しようと思います。
閲覧いただきありがとうございました。
次はもっと短くまとめます。笑
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