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八幡山を登る

4月9日(日)

天候は晴れ。滋賀県近江八幡市に位置する八幡山に登ってきた。先日放送されたテレビ番組にて、どうやら山頂付近にあるお寺に可愛らしい猫がいるようだとのことで向かうは登山口となる百々神社。

百々(もも)神社と読むらしい

敷地に入ると、なんということかハザードをつけっぱなしにしたまま駐車されている車が。もちろん無人である。ここに停めてあるということは持ち主はしばらく戻ってきまい。切なく点滅を繰り返しながらドライバーを待つ姿に涙を禁じ得なかった。

駐車場を後にし、登山道を進むことにする。この八幡山はオオイワカガミの群生地を始めとした花で有名な山だそうで、先を行くおばちゃんグループも至極楽しそうに地面に這いつくばって野花を写真に納めていた。各々がカラフルな登山服に身を包んでいたため、それはそれでお花畑のような光景であった。

これはおそらくイワカガミ
アセビ
この可憐な姿で毒があるというのがまた
ツツジの濃いピンクも映える

息が切れるほどではない絶妙な登り下りが運動不足生活のリハビリとしてちょうどよい。職場の健康診断も前向きな気持ちで臨める気がする。気休めにもならないだろうが。

望西峰から八幡山にかけては一度下ってから再度登らなければならないため、今まで積み重ねてきた高度がゴール手前で水の泡になるなかなか愉快なルートである。

途中に展望台がたくさんある
新緑の若葉のみずみずしいこと

しばらくしてかつて山城であった石垣が姿を現せば、八幡山の頂上も目前。

八幡山にはロープウェイでも登頂が可能であるため、山頂には家族連れやカップルで賑わっていた。お寺の猫が山頂の休憩場に出没することもあるそうだが、今日は出会うことができなかった。

恋人の聖地らしい
春の霞も相まって柔らかい青色

山頂から徒歩数分でお目当てだったお寺に到着するも、時間帯が悪かったか日頃の行いが悪かったか、猫には会えなかった。無念。

お寺に設置された猫ベッド

お寺には保護をしている猫への募金も募っていたので、お参りと猫へのお布施を済ませて帰路に着く。ピストンする予定ではあったものの、翌日が仕事なことを考えると多少楽をしても許されるだろうとのことでロープウェイで帰ることに。

旅もちょっとしたおでかけもずっと楽しくできますように。


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