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◆ 気になった本 83

「ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ」(いわむらかずお 偕成社 9784039632500)

考えてみたら
もう長く乗ってない「夜汽車」
深夜に目的地へ到着する無茶な旅程を組まないし
「夜行列車」に乗る発想も無い
(もっとも「夜行列車」そのものも絶滅危惧種!)
そう思いながら 勧められるままに手に取った子供向けのお話し
見開きを使った大きなイラストのページと
見開きがスミに白抜きの文字のページが交互にあらわれる
この車内 どこか“既視感”あるよね
昔の国鉄 それも デッキの無い気動車だね
とっても雰囲気が出てる
最終列車に乗り合わせた主人公
居眠りをしているうちに 他の乗客は降りてしまい
たった一人の残されてしまう
その車内で主人公が耳にしたのは...
そして 汽車は 途中の駅に停車
ドアが開き乗り込んで来たのは...
乗客たちが交わす話しは 身につまされる...
大人が読んでも 深い余韻と共にいろいろ考えさせられます
もうあと一度でいいから
夜汽車に乗って知らない街へ出かけてみたい

#ひとりぼっちのさいしゅうれっしゃ
#いわむらかずお
#偕成社
#9784039632500