◆ 気になった本 148

「さばの缶づめ、宇宙へいく」
（林公代　イースト・プレス　9784781620428）

2020年
宇宙飛行士の野口壮一さんがISSで食べた「さば缶」
それを作ったのは　福井県の高校生たちだった
2001年
大学を出て赴任した小坂先生が
小浜水産高校食品工業科で出会ったさば缶
NASAの衛生管理システム「HACCP」の承認を受け
JAXAが認承する「宇宙日本食」へ
そして　さば缶は宇宙へ飛び立つ
そこまでを描いたドラマなんだけど
ここに書かれているのは
華々しいヒーローやヒロインではない
教育とは何か　職業高校や水産高校とは何か
生徒だけでないく地域に対してどんな役割を担っているのか
それを牽引するのは一人ではなく
関与する全ての一人ひとりなんだと教えてくれる
そして
＞教員にとって何より大事なのは「見取り」だと小坂は確信している
（p195）

いいお話しです
オススメ！（すぐに読めます！）

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