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砂時計が落ちるまで

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音の日記。メインはピアノ即興日記。まとめ動画はYouTubeにて → https://www.youtube.com/channel/UCjLbPL5sZuwpiix5nXo80…
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2023年8月の記事一覧

2023_0827_安易に微笑んでしまったことの意味について

僕の鈍さが 君への愛が 過ごしてきた時間が ほんの少しの違和感を飲み込んで 何もなかったことにできたつもりだったけれど それは確かに小さな亀裂で 愛情で誰かを許すならば 僕はもっと 自分が傷つく覚悟を 持たなければいけなかった ーーーーーー ちょっとした違和感だったんだけどね。 あとで考えてみたら たぶんあれ、バカにされてたんだって そのつもりがなくても ”そういうこと”だって気づいちゃって そうなってしまったらきっと 意識しないと戻ったり進んだりできなくて あの瞬間、笑ってしまったわたしは たぶん、自分で自分を傷つけていた。 君のことが好きだから 傷ついていることにも気づかずに 最後まで、無邪気に信じていたかった。 君の愛と、優しさだけを ーーーーー 無邪気という名前の、邪気があると言ったのは 君だった

2023_0826_明日には、忘れているといいんですけれど

どこかで、「いいヒト」であることを捨てられなくて 「いいヒト」ではない自分を、抑え込んでいることを 自覚することすら、難しくて 誰かを、わざわざ傷つけるのも煩わしくて なんとか良いところを探して 「でも、悪い人じゃないんだよ」なんてね 悪い人じゃないのに、嫌うのはおかしいでしょ、ってね ほんとに悪者で、大嫌いになれたらいいのに。 「そのひとの、音楽と人間性を切り離しなさい」と 言ってもらって、もう何年も経ったけれど 何度も噛んで、噛み砕いて いま、なんとなくわかるような気がして あなたのすべてを愛せない。 そう言ったときにはじめて ああ、わたしは「あなたからすべてを愛されないこと」を 受け入れる覚悟がなかっただけだ、と。 たぶん、それだけの話しだったのではないか。と思えるのです。 考えすぎでしょうか。 でも確かに、胸につかえて息が苦しいのです。 明日には、忘れているといいんですけれど なんて思ってしまうところが、また駄目で 感情からも、言語化からも、逃げているんでしょうね。

2023_0810_岐路

傷ついた、ということは 誰かを信じた 証なのかもしれない

2023_0809_いまでも海を

積み重なる思い出と 切られたシャッターの数と 蓄積された思い出が ひとつだって消えてしまったわけではないけれど 折り重なって 消えてゆくような錯覚で 手に取れないものは 消えてしまったことと 同義なのだろうか ーーーーー ぼんやりした意識の中で もうどうしようもないな、って思って 使える写真を探すのが面倒で 整理してない画像フォルダに 「海」って入れたら出てきた写真 2015年4月。 これは、どこかへゆきたくて駆け出した 葛西臨海公園の、水族館だ。 恋人と別れる前に、行き止まりだったその瞬間に 最後にひとりで行った場所。 覚えているよ

2023_0808_近くて知らない

「それじゃあ、僕と一緒ですね」 なんて おどろいた ここにはたくさんのひとがいて わたしは何度もあなたの声をきいて その声と しゃべりかたと 表情と そこから あなたの大切にしているものを想像して きっと いちばん反対側の 相容れないところにいる存在だと そう思っているのに 一緒でしたか。 わたしたちに 一緒のところがありましたか。 信じられないな あなたはどう思っているでしょうか。 わたしは、 自分の視野の狭さと 勝手な思い込みを恥じながら わたしは 嬉しく思っています。

2023_0804_夜音

ああ、 もうめんどくさいって言っちゃって ほんとは嫌いって言っちゃって ひとつずつ撃ち抜いてやればよかったのに 大丈夫だと笑って 良いところを探して おなかが空いてただけだって 少し疲れてたからって誤魔化して おとなになることは 感情を殺すことでは、なかったはずなのに 見失った本音は 夜に沈むばかりで