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砂時計が落ちるまで

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本

音の日記。メインはピアノ即興日記。まとめ動画はYouTubeにて　→　https://www.youtube.com/channel/UCjLbPL5sZuwpiix5nXo80…

運営しているクリエイター: 松永ねる

2023_0228_きっと、失うほうを選ぶだろう

このさき危険、という道にいつかはどうして飛び込みたくなってしまうのだろうどうしてその瞬間を探し続けてしまうのだろうーーーーーピアノ日記の毎日更新をお休みする…かもしれません。（しないかもしれません）わたしは元気です。あなたと一緒だと行けない場所に、行ってみたいいまなら行けるのではないか、という気がしているだけです。ピアノを愛していたと思える、すばらしい1000日を越える旅でした。職を失っても、病気になってもそばにいてくれてありがとう。

2023_0227_気づいたあとの未来

きれいなものだけを集めていつしか完璧なひとになろうとしていた

2023_0226_願い

一方通行でも足場が悪いそうでも雨が降りそうでも行かなくてはここに立ち止まることは僕にはさびしすぎる

2023_0225_パレード

燃えるような情熱もふるえるときめきも使い果たす前に消えてしまうのはあまりにもさびしいのにどうしてそんなにも容易く忘れてしまうんだろう

2023_0224_おやすみ

振り返ってなにもないことに安心して今日も眠る

2023_0223_旅

忘れてしまったほうがかんたんなものたちをいくつも抱えて僕の旅は続いてゆく

2023_0222_本音

遠くへいきたい、ときみは言ったけれど自分の足と選択でここまでやってきたではないか

2023_0221_会いには行かない

愛だけでここまで来たつもりだったけれど残っているのは、意地だけだった。それでもあなたのとなりで笑っているあたしをいまでも覚えている

2023_0220_人生はきっと、すべての伏線を回収しない

悲しいことを、悲しいまま失ったことを、失ったまま忘れてゆくことはそれほどまでに寂しく、冷たい選択だろうか。もう二度と出会わなければこれ以上傷つくことも、傷つけることも有り得ないというのに。わたしは今日もあなたの描く不幸な人生を歩んでいるのだろう。

2023_0219_不安定な神様

あれやこれやと思いを馳せたり誰かの言葉に惑わされたり忙しない日々が続いておりますがたったひとつ揺るぎない神様の名前ってやつはもう、見つけられたかな

2023_0218_来年もその次も

僕のとなりにいるひとが僕の代わりにしあわせになるよう願うつもりだったけれど無責任だと怒鳴られるその未来に一緒にいられないのはさびしい気がして僕たちのしあわせが違う形をしていてもお互いの答えを見つけられるように願うことにした

2023_0217_nowhere

どこへも行かないことよりもどこかへ行って傷ついてしまうかもしれないのにここへはいられないなんてばかみたい

2023_0216_蹴らない背中

落ち込んでる君の背中を感情じゃなくて生産性で考えろよって蹴り飛ばそうと思ったけれど君はめそめそと泣きたいのだろうから泣き止む魔法をかけるわけにはいかないねもし君が何かを話してくれるならばそのときに聞くよどうかそれまで、ご自愛ください。

2023_0215_やさしさと勇敢さは似ている

ときどき夜に、思い出します。思い出すことや泣くことに直接的な意味はないともう知ってはいるけれど直接的な意味なんかで生きているわけではないので足掻いたり落ちたり乱雑に繰り返しながら与えられたやさしさを飲み込んでそのあとには、たいそう勇敢な気持ちになるのです。