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驚いている。 心から驚いているのだけれど、これ以上的確な言葉が思い浮かばない。 信じられない、というのは少し違う。 現にわたしの足は、“動いて”いる。 呼吸が深い。 青葉台の駅を降りたそのときには、ほとんど息ができなかった。 徒歩3分、 それは嘘だよ、と半泣きでGoogleマップを睨んだ。 歩いたことがない道だからか、わたしが人類の規格外サイズの歩幅しか持ち合わせていないからか そしてこの肺も、原因のひとつだろう。 あんなに愛していた煙草を手放したというのに わたしの