買取・出張買取 はじめ方
【古物市場 + 買取】
この両輪で利益を生み出すということ。
せっかく古物商の許可免許を取ったのなら一般のお客さんからの買取をしましょう! いよいよこの話ですね。実店舗や事務所が無くても買取は出来ます。
ハッキリ言って買取をやらない古物商なんてほとんど居ません。
古物商って何? 古物市場って何?
という方は先ずこちらをご覧ください。
note 『古物市場 攻略法』
YouTube 『やなぎだしんさく 古物市場攻略法』
※基本的には既に古物商の免許を取得した方、もしくはこれから取得予定の方に向けたnoteとなっています。
※古物市場攻略法が上巻とするなら、このnoteは下巻に相当します。
古物市場やブランドオークションでの仕入れも重要ですが、自分自身で一般のお客さんから直接買取が出来る様になれば、更に利益を伸ばす事が可能です。
古物商の免許を取得したら何が出来る様になるのか。
それは大きく分けて2つに大別する事が出来ます。
①古物市場に参加出来る
(もしくは古物市場の運営が出来る)
②お客さんから直接買取する事が出来るようになる
この2つです。
今まで僕は主に古物市場・ブランドオークションを使った転売を中心に情報発信してきました。買取について触れた事はほとんど無かった筈です。
その理由はかんたんで、いきなり一般の方に
「古物商になって買取をしよう」と言っても現実味が全くないと思ったからです。恐らくはただキョトンとされてお仕舞だったと思います。
その結果2019年から2021年の今に至るまでの約1年半は、先ずは入り口として古物市場・ブランドオークション仕入れ・転売というものを中心に据えて情報発信する事に注力してきました。
買取の種類は基本的に3つです。
■店頭買取
店舗や事務所・倉庫等にお客さんに商品を持ち込んで頂き買取を行う
■出張買取
お客さんのご自宅に伺い買取を行う
■宅配買取
お客さんから商品を送ってもらい買取を行う
古物商はこの3つの内のいずれか、もしくは複数の方法で買取を行う事が出来ます。今回はこの中から買取・出張買取のはじめかたについて解説していきます。
この事実は必ず理解しておいてください。
何故ならば本来『古物市場とは、先にお客さんからの買取が発生した後に機能する仕組み』だからです。
(こんな事を言語化して解説しているのは恐らく日本中で僕が最初だと思いますし、今この記事を書きながら自分でも驚いているくらいです)
古物市場は商品・品物が無いと機能しないんですね。
当たり前の事を言っている様ですがとても重要です。
その結果、古物市場側はどちらかと言えば売り人さんを大切にする傾向にあります。もちろん買う人間も大切です。ただそれは買い人が居なければ売る人間が来なくなってしまうからなんですね。
ニワトリが先か卵が先かの論争で言うならば、古物市場の世界はどう考えても売り人さんが先。商品を集めてくれる人が先。という理屈になっています。
したがって良い商品をたくさん集める事が出来る人が古物の世界では良いポジションを取れるし、大切にされるという事になります。勿論自分自身で転売する事によってたくさんの利益を得る事も可能です。
古物商の本来の「うま味」とは買取にある。それは古物市場仕入れでは商品と自分との間に3つの要素が絡まっているからです。
1つ目は売り人さんです。
2つ目は古物市場の参加者です。
3つ目は古物市場の手数料です。
この要素が絡まり合う事によって本来の古物商の「うま味」は少しずつ薄れています。とは言えいつも解説ている様に、古物市場にはたくさんのメリットがあります。この点については古物市場攻略法やYouTubeで散々説明してきていますので詳しくは触れませんが、古物市場の良さはたくさんの商品を売り人さんが集めて来てくれる点や、販売チャネルとして活用出来る点にあります。
逆にデメリットとしてはこの3つの要素になるわけですね。
つまるところ
参加者と競りで仕入れを行う必要がある点、古物市場での買い手数料が掛かる点、そして本当に良い商品は売り人さんによっては、その売り人さん自身が転売してしまっている場合があるという点です。
古物商になったからには自分で買取をしましょう!!
その1番のメリットは自分で買取の値段(仕入れの値段)を決められる点にあります。その他にもメリットはたくさんあります。
【買取を行うメリット】
■買取の値段(仕入れの値段)を自分で決められる
■買取する全ての商品から利益が取れる
■古物市場とは違い値段(買取金額)を素早く判断する必要がない。
■手数料を取られる事がない。
■転売出来る商品のみ買取する事が出来る。(余計な物は断れる)
■古物市場での仕入れより(理論上)安く仕入れが出来る。
■古物市場が開催されてない日にも仕入れが出来るようになる
■買取だけで十分商品が集まれば古物市場に行く必要がなくなる。
■古物市場に依存する必要がない
■古物市場で売る側の人間になれる
...etc
たくさんあり過ぎです 笑
そして実は古物商の多くは『古物市場と買取』の両輪で仕入れを補い合いながら利益を上げています。
例えば月に20万円の利益を上げたいと考えた時、仕入れ原価を30%に設定したとすると、1ヶ月に9万円くらいの仕入れを行う事が出来れば達成出来ます。
売上 300,000円
原価 90,000円
粗利益 210,000円
今まではこの仕入れ90,000円を何とか古物市場で買えないかと思案していたと思いますが、仮にこの半分くらいの45,000円を自分自身で買取する事が出来たとすると、古物市場で無理に仕入れをする必要や、熱くなって高く買ってしまうリスクが減少します。
買取の目標が月に45,000円なら、1日の平均買取予算は1500円です。
そんなに不可能な金額ではないと思いませんか?
商品ジャンルや予定売価によっては仕入れ原価(買取原価)のパーセンテージをもっと低く設定しても大丈夫です。リサイクルショップをよく利用される方ならお解り頂けるかと思いますが、実際に大手のリサイクルショップは(商品にもよりますが)転売する売価に対して大体10〜30%程度の買取金額を設定している場合がほとんどです。古着なんて1円〜5円買取ですよね。
重要な点は『今月は買取が十分に出来たから古物市場へ行く日程を減らそう。』という選択肢の幅が増えるところにあります。
古物商になったからには、こちら側、値段をつけて買取査定をする側になる事を必ず目指してください。
店舗を持たずに出張買取からはじめる
出張買取は専門店もあるくらい有効な買取方法です。
例)出張買取24時
出張買取24時
自動車が必要になってきますが、買取は店舗を持たず、出張買取や宅配買取という形でも出来ます。宅配買取は送料や買取の手続き等、少しレベルが高い方法ですので、まだ店舗を持っていない方は先ず出張買取を目指すのがオススメです。
「お客さんから直接買取をするなんて自分にはまだちょっと...」なんて思っていませんか?その考え方はダメです。
自分には未だ早い。自分には無理だ。出来ない。
誰かに一緒に付いてきて欲しい。
そんな思考は捨てて下さい。買取は思っているより難しくありません。
そして何回か経験すればすぐに慣れます。
そして『買取』と『古物市場』の両輪で利益を得る構造を作りましょう。
とは言えいきなり経験の無いあなたが、お客さんから直接買取をするとなった場合、きっとどうすれば良いか分からない、そして何をやってはダメなのか分からないと思います。そして現状この様な買取についてのマニュアルは、一般的にはほとんど出回っていません。
僕は買取の経験を(買取専門店での)アルバイト時代に1年半、自分で独立してから10年以上行ってきました。
このnoteではそれらの経験を凝縮して全てお伝えしますので是非参考にしてください。
― 特典 ―
購入者特典として『買取・出張買取 はじめ方』専用のLINEのオープンチャットによるコミュニティーが付きます。
やなぎだも参加しますので情報交換や質問にお役立てください。
― 目次 ―
買取を行う際に必要な道具
・最低限必要なアイテムです
・買取承諾書(PDFファイル)
買取金額の設定
・リサイクル品買取相場表フォーマット(PDFファイル)
・金券買取相場表(PDFファイル)
心理戦的要素
・買取とはお客さんと査定する人間との心理戦
思考パターン
・お客さんの思考パターン
・古物商側の思考パターン
相場検索と例外
・相場検索は必ずして欲しいけど、例外もあるということ
買取のマインドセット
・心構えです
集客の方法
・最初は無料で集客を
電話対応について
・お互いにとって有益になるように
出張買取という選択肢
・実店舗や事務所が無くても買取は可能です。
・出張買取受付シート(PDFファイル)
出張買取のルール
・特定商取引法について
特定商取引法の要約
・難しいので噛み砕いて解説します。
出張買取を行う際に「行わなければならない事」
・ルール上行わなければならない事です
・買取承諾書(出張買取用)(PDFファイル)
・特定商取引法に基づく表記(お客さん控え)(PDFファイル)
・特定商取引に関する法律施行令16条の2で規定する物品の
具体例(PDFファイル)
買取した商品が盗品だった場合
・古物営業法について
違法行為「行ってはならない事」
・これを知らずにやると逮捕されます
貴金属等取引業者について
自転車の買取について
家電の買取について
売れない商品は断る
・古物商が買い取った瞬間にそれは産業廃棄物になるという事
買取の裏ワザ
・やなぎだ的裏ワザです(もちろん合法)
・①ブランド品・高額商品買取に困った時の裏ワザ
・②大型商品買取に困った時の裏ワザ
最後に
注)買取を行うには古物商の免許が必要です。
また、出張買取には自動車移動が必要になるケースがほとんどですので、その点はご理解の上ご購入ください。
古物商って何? 古物市場って何?
という方は必ず先にこちらをご覧ください。
note 『古物市場 攻略法』
YouTube 『やなぎだしんさく 古物市場攻略法』
※基本的には既に古物商の免許を取得した方、もしくはこれから取得予定の方に向けたnoteとなっています。
※『古物市場 攻略法』が上巻とするなら、このnoteは下巻に相当します。
自分自身で買取を始めてこそ古物商としての本当の道がスタートします。
一緒にがんばりましょう!!
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