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🎲感情を言葉にすることなんて難しい

TRPGのロールの話です。
TRPGで結構感情を言語化することに詰まることが多い そんなふしぎ。

それはPC=PLではないと強く意識しているからかもしれないし、想像することしかできない他人(PC)の思考に妥協を許してないのかもしれない。
もしくは本当は感情を解っているけれど、この状況でわざわざコイツは言葉に変換できる余裕があるだろうか、口に出して言うだろうか、と考えてしまうのかもしれない。

いや、正直何も思うところがないだけかも。
思うところがないってのは御幣ですね。
要は新しい感情が生まれたわけじゃなく、ずっと燻っているものがあって、それをあえて今発言する必要がない、なんで今まで黙ってたのにこの場で言わなきゃいけないんだろう、とウーンとなるのかもしれない。
突然マイクを向けられて、渋々答えるとしたら言葉がでないじゃないですか…そんな感じ。

シナリオ重視のTRPGって「はい、格好いい台詞言うシーンだよ」「ここ目立つところだよ」ってシナリオ側から押してくることがあるけど、あれが実は得意ではなく…( ˘ω˘ ) それは、PCの感情で決めたい。シナリオに決めて欲しくない。言うとしても別のタイミングがいい。

だってどのタイミングで言うか、どのタイミングで行動するかもまたPCを表現するロールの1つだと思っているので…。
進撃の巨人でライナー達が暴露するシーンがあるじゃないですか。どんな重要なことでも、本人が言おうと決断したタイミングがすべてで、漫画の空気を読むわけでもない。わざわざ格好いい言葉に置き換える必要もない。好きだな。

結局私は「はい、格好いい台詞言うシーンだよ」がくると、場の空気を読んでなんとか台詞を絞り出して言うことが多く、RPしながら裏では「こいつちっとも心が篭ってないこと言いやがって…」と自PCに幻滅することになるのでした。
心が篭ってない=感情の言語化失敗=自分RP下手だな~~という図式になってしまうのかも。

自分のRPにしろ、人のRPでハッとさせられるにしろ、良いと思えるその瞬間はシナリオが用意した大舞台ではなく自然と出て来たロールの場合が多いです。それはもう90%くらいそう。
たぶん「はい、格好いい台詞言うシーン」のタイミングで出て来たものは劇を見ている気持ちになってしまうんだと思う。
劇が決して悪いわけではないけれど、気持ちが伝わったかというとそうではなく、ただ「格好いいね!」という感想になってしまう。要は共感や同情できるほどまでいかない。

いや、TRPGは劇でしょう、といえばそう!!!!
でもハッとさせられる瞬間が大好きで、それを味わいたいし味あわせたいからまだTRPG界にいるんだろうな~と思います。

けれど、この偶然の産物の楽しさを否定し「人に感情を解りやすくするRPが常識」と言って劇RPの圧をかけてくる人達が嫌いなので、TRPG界から足を引こうかなとも考えています。貴方の界隈では常識なのは解るけども…
卓は囲む相手によって全然違うし、全員に通じると思っているマナー気取りが多すぎる。そしてそんな声の大きい人達のせいで肩身が狭くなっているのもまた事実。
幸いにも解ってくれる人が周りにいる環境なので身内でやっていればいいかな…( ˘ω˘ ) 棲み分けですね。


なんやかんや書きましたが、言語化が下手なのは事実。
米津さんの歌詞ってすごいよね(唐突)押しつけがましくない上に共感できるワード。うーん日本語っていいな。もうちょっと上手くなりたい。

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