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自分だけの価値を高める奥義――バリューチェーン

もう6年も前になる。
わたしはカネックスの次に入社した、デジタル専業の広告代理店、株式会社MVPパーティー(仮称)をたったの1年で退職することになった。
あまりにも、あまりにも屈辱……。
自分はもう優秀な人材に進化し切ったと思っていたのに、社会人2回目の谷底だった。
このときの話は、絶対に記事にしようと思うが、今回の話はどうやってその後に復活を遂げたかの話。

わたしが戦略的に取り入れたのが、マイケル・ポーターのバリューチェーンだ。

(株)MVPパーティーで人間扱いされなかった底辺が、次の会社でエースプレイヤーの称号を手にし、その次の会社ではロールモデルと呼ばれた。

戦うフィールドを変えたのも大きいが、自分の価値を戦略的に高めたことも大きく寄与したと思う。

バリューチェーンとは、一般的に、「研究開発→調達→生産→物流→販売」のように価値をつなげていく一連の活動の流れのこと。
だが、その本質はそんな粗さで語れはしない。

本質は、トレードオフの中にある。
たとえば、今日は雨なので家の中にいるとする。傘をさして出かけることもできる。その2つはトレードオフだ。同時に実現することはできない。
実は、わたしたちは常にトレードオフを選択し続けている。

単純な2択であったとしても、10回繰り返せば、1/1000になる。
そう考えると、自分だけの価値を高めるの「自分だけの」の部分はまったく難しい話ではない。
そこで、もうひとつの重要な概念がフィットだ。
いくら確率が1/1000だとしても、それぞれの活動が目的に沿って結びついていかなければ、凡庸な1/1000の何かにたどり着くだけ。
目的に沿った戦略的な選択こそが、価値のある1/1000にたどり着く。

本気で実践すると、大谷翔平や藤井聡太が出現するような世界感になるのだろうが、活動を大きく括って、それぞれのつながりを考えるだけでも十分すぎるくらいに効果があると思う。

わたしが切り出した活動はこれ。
・図書館から本を借りるルーチン
・投資
・IRコンサルの仕事

投資活動をすればするほど、投資家目線が形成されるので、IRコンサルの仕事にもいい効果がある。
IRコンサルの経験を積むことで、理論面が強化され、投資にもいい効果がある(※インサイダーは絶対にダメ)。
図書館から知識を仕入れれば仕入れるほど、IRコンサルに活用できる。投資にも活用できる。よって、上記のサイクルをより強力に回すことができる。
投資にいい効果があると資産が増えるので、もっと頑張ろうと思う。

それぞれの活動がそれぞれを強化しながら、グルグル回っていくのだ。

自分に頑張っている意識がなくても、活動を継続しているだけで、成果が積みあがる。
こういう図式を今後もつくっていきたいと思う。

わたしにとって、「健康」「趣味」「良好な人間関係」「投資(経済的自立)」がこれからの重要テーマ(マテリアリティ)なので、それらの活動をどんどんつなげていきたい。



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