身体をゆるめる
1週間ほど前、「発達障がい(グレーゾーン)の子への身体アプローチ」というテーマの勉強会に参加しました。
ASD系の子どもたちは、交感神経がいつも優位な状態であるとのこと。
交感神経が優位な状態というのは、簡単に言うと戦闘モード。
自分の命を守るためにすぐ動ける状態にする…だから固まって構えている状態になる。
そして、見えるもの聞こえるものにすぐに反応してしまう。
例えて言うと、初めての国で一人旅をしていて、夕方にホテルを探している状態だそうです。
見えるもの聞こえるものに敏感で、常に身構えている。
ホテルの部屋につくと、どっと疲れが出る。
だから、ASD系の子どもたちはとても疲れやすい。
ちなみに、ASD系の子どもたちは細い子が多いそうです。
腸の動きがよくないから、うまいこと吸収できない。
消化・吸収は副交感神経がつかさどるから、交感神経優位だとうまく吸収できなくなってしまう。
だから、交感神経優位のカチコチの身体をゆるめ、副交感神経優位に持っていくことが大事。
大事というか、身体を緩めた上で様々なアプローチをしなくてはならない。
というのが、勉強会の主なテーマでした。
勉強会を受けた翌週、ASD系の子に関わる機会がありました。
身体を触っていいか許可を取り、触ってみると、大人もびっくりのカチコチっぷり。
そりゃあ疲れるし、ふとしたときに姿勢が崩れるわけだ。
そこで、早速身体を緩める方法を実行。
相当気持ちよさそうでした。
身体を緩める…想像以上に大切なことなんですね。