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PØRTAL-電子版-

【PØRTAL DIGITAL】インディミュージック・ZINE『PØRTAL』のコンテンツをウェブ用に編集した電子版。インタビュー、コラムなどいつでもパソコン、スマホ、タブレット…
電子版では過去のアーカイブとインタビューなど一部のコンテンツ。限定のポッドキャストなどを視聴可能で…
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#音楽インタビュー

【INTERVIEW】Cruush―マンチェスターはとても折衷的で、あらゆるジャンルのクールなものが沢山集まってる感じかな。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Cruushはマンチェスターを拠点に活動する、Amber(vocals,guitar)、Ru( backing vocals,bass)、Arthur(guitar)、Fotis(drums)からなる4人組。BDRMMやNewDad、The Lounge Societyをサポートアクトを務め、Heist or Hitとサイン。4月にデビューEP『Wishful Thinker』がリリースされる。9

【INTERVIEW】Buzz Kull―パフォーマンスをしているときは、まるで自動操縦しているような感じだね。感じることも考えることもなく、ただ、ステージ上で一人の人間ができる限りの力を発揮しようとしているよ。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Buzz Kullはダークウェーブ界のプリンスMarc Dwyerによるプロジェクト。ファースト・アルバム『Chroma』(2017年:Burning Rose)、続くセカンド・アルバム『New Kind Of Cross』(2018年:Burning Rose / Avant! Records / Funeral Party)をリリースして以来、アンダーグラウンド・シーンで信頼を得た。そんなBu

【INTERVIEW】Pearly Drops―このアルバムの曲には、解決できない不安感が漂っているように感じたから、その表現の一部という事だね。一方で居心地の良い温もりや優しさもあった。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Pearly Dropsはフィンランドのヘルシンキを拠点とするサンドラ・テルボネンとユウソ・マリンによるシンセポップ・デュオ。 元はFemme En Fourrureと言う別ユニットで活動していたが、2020年にPearly Dropsとしてデビューアルバム『Call For Help』をリリース。鮮やかなエレクトロニクスとダイナミックなビートで紡ぐポップトラックとグライムスを思わせるボーカルも相

【INTERVIEW】Bo Milli―Bo Milliはアーティスト名を変える前と同じプロジェクトであると同時に、パンデミックによって私の音楽活動の2つの部分が切り離されたことで、全く別のものになったとも言えるわ。

PØRTAL ARCHIVES ■G is for Gemini(2023) Bo Milliはノルウェーのベルゲン出身の新進アーティストEmilie Østebø(エミリー・オステボ)によるプロジェクト。若干21歳にしてデビューシングルをリリース。最新シングル「Good Kid」を今年2月にリリースしたばかりだが、インディーロックと90年代の雰囲気を同居させた、Phoebe Bridgers、Snail Mail、Soccer Mommyなどを思わせるキャッチーなトラック

【INTERVIEW】Virgins―天国というと、絶対的な涅槃、至福、完璧を想像するけど、実際に天国に行くには死ななければならないんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) Virginsはベルファストを拠点とする注目すべき新人シューゲイザー・バンドで10月14日にデビューEP『Transmit A Little Heaven』をリリースしたばかり。90年代のクラシック・シューゲイザーの雰囲気のみならず、2000年代のリバイバルを経由して現代的にアップデートされたサウンドが心地良い。久々に轟音ノイズ&ウィスパー系シューゲイザーの有望株の出現に歓喜するファンも多いだろう。まだ彼

【INTERVIEW】Leatherette―『Fiesta』は僕らが長年に渡って音楽的に達成してきた事のアーカイブのようなもので、まさにカラフルで、ムーディーで、予測不可能なアルバムだね。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) ”時々ステージから降りて人を殴るようなシャイな5人組”による、ひねくれポストパンク・バンド Leatherette が遂にデビューアルバムをリリースする。先行シングル「So Long」はShameやSquidなどとも比較されるキャッチーでモダンなポストパンク曲で、間口の広い印象があったが。しかし、続くシングル「Sunbathing」はLeatheretteが如何にユニークで、本物の"ポストパンク"であるを

【INTERVIEW】High Vis―『Blending』は、よりオープンなアルバムになった。俺たちは間違いなく人として大きく成長し、「No Sense No Feeling」で顕著だった多くの破壊的なネガティブパターンから自分たちを遠ざけるようにしたんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) High Vis(ハイ・ヴィス)は階級政治から日常生活の課題まで、それぞれテーマに沿った率直なリリックと、ハードコアパンク畑出身と言う経歴を活かしたアグレッシブなサウンド、そしてライブパフォーマンスによって熱心なファンを獲得しているロンドン発の新星ポストパンク・バンド。また、Gang of FourやCrisis、Joy Division、Stone Rosesなどからもインスピレーションを得ており、既成

【INTERVIEW】Aerofall―世界で起きているあらゆる"悪"や困難"に対して、みんなをひとつにする音楽があることを伝えたい。すべての人に平和を。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE EIGHT(2022) Aerofallは新作『RH』で恐るべき進化を遂げた。シューゲイズ・バンドとして2014年にセルフタイトルでデビューして以来、東欧シーンを代表する存在して第一線で活躍しているバンドで来日経験もある。キャリアとしては集大成としても良いところなのだが、今作がデビューであるかのような新鮮さを感じさせてくれる『RH』はまさに「驚愕」としか良いようがない。いや、もしかすると、これこそがデビュー当時から既にあったAe

【INTERVIEW】Queen Kwong―正直なところ、音楽を演奏することは、"楽しむ"ためというよりも、私にとってセラピー的な意味合いが強いと思うの。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) Queen Kwongは17歳でナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーに見出されたCarre Kwong Callaway率いるインディーロック・バンド/プロジェクト。彼女がまだソロのSSWだった2005年にWith Teethツアーではナイン・インチ・ネイルズのオープニング・アクトに抜擢され、トレント・レズナーの助言によりLAへ移住し、Queen Kwongが結成される。2009年にはWave G

【INTERVIEW】Emanuela―私は困難な状況や環境で育ち、純粋な心を持つ機会がほとんどなかったように思う。あの最悪の場所であんなに純粋でいられるなんて、私はある種の天使に違いない。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) ジャンルと言う既成概念を超えて、ポップカルチャーを取り込みつつ、LGBTQIAにも目を向け、さらにSpotify、TikTokといった新しい発信にも順応してネットワークを広げるZ世代のミュージック・シーン。 Emanuelaはそんなポスト・ジャンル時代に才能を開花させた気鋭のアーティストである。そのグリッチなエレクトロニック・サウンドは非常に完成度が高く、34423、Utaeら日本国内のアーティストともコ

【INTERVIEW】Yndling―Beach HouseとMazzy Starは、私が初めてドリーム・ポップに出会ったバンド。彼女達は私のスタイルを確立する上でとても重要な存在で、正直なところ、その音楽なしでは今の私はないと思います。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) Yndlingはノルウェーのアーティスト、Silje Espevikによるドリームポップ・プロジェクト。 囁くようなベースラインに揺らめくシンセのフロウを重ねる作風はまるで曲全体で歌っているかのような不思議な一体感を感じさせる。2021年からいくつかのシングルをリリースし、22年はじめに待望のデビューEP『Yndling』を発表。さらに5月、これに2曲を追加した『Yndling』(Deluxe)をリリース

【INTERVIEW】Sophia Bel―何年もの間、不安で不器用な10代の自分を拒絶し、解離させようとしてきました。でも、自分自身と自分の過去を愛し、受け入れることを学んだの。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE SEVEN(2022) モントリオール出身のシンガーソングライターSophia Belは、2022年4月に待望のアルバム『Anxious Avoidant』をリリースした。今作ではシングル 「2AM (And I Did It Again) 」や「All Fucking Weekend」をはじめ、90年代グランジ、00年代ポップパンクに対するリスペクトを隠す事無くストレートに表現しており、アルバムそのものが音楽と真摯に向き合う彼

【INTERVIEW】The Underground Youth―特にマーク・E・スミスのことはずっとリスペクトしてて影響を受けてるアーティストの1人なんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE TWO(2019) 漆黒のサイケデリック・ロックバンドThe Underground Youthは2008年にCraig Dyerのクリエイティブ・プロジェクトとしてスタートした。シネマティックなローファイ・サイケデリアから、ロマンチックかつメランコリックなノイジー・ポストパンクまでユニークなサウンドと、一環した美学で長年活動を続けている。2012年にFuzz Club Recordsと契約した彼らはCraig(ボーカル/ギター

【INTERVIEW】Gibby Miller―僕はDaisのアーティストや友人達を含めて、今まさに芸術を創造している人々から常に刺激を受けているんだ。

PØRTAL ARCHIVES ■ISSUE FOUR(2020) Gibby Millerはロサンゼルスを拠点に活動するプロダクトデザイナー/アーティストである。 彼は2007年から友人であるRyan Martinと共にDais Recordsの共同創設者となった。現在ではXeno & Oaklander、Drab Majesty、Riki、Choir Boyなどのアーティストを擁するUSゴシック、ダークウェイブ、ポストパンク・シーンの重要レーベルであるDais Reco