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DJ DUNGEON:NYにつながる「おおきな画面」と「つつまれる音」

今回はペパボ福岡オフィスでの業務外の活動をご紹介します。

GMOペパボ株式会社では、勤務するパートナーにたいせつにしてほしい3つのことが定められています。これらは社内で働く個々人の創造的な活動や有機的な成長を願って定められたもので、この考えの元に社内での活動が行われています。

みんなと仲良くすること
ファンを増やすこと
アウトプットすること

この考え方の元、就業時間以外のさまざまな表現活動もそこここで自然発生中。
そんな環境の中で僕はクラブイベントを模倣した音楽の夕べ『DJ DUNGEON(ディージェイ・ダンジョン)』を月1回開催しています。
ちょうど先日7/26日に4回目を迎えることができました。
今回はこのイベントの開催にいたる物語とこれから先の話を少し。

『DJ DUNGEON』のはじまり

2018年の春頃、業務の隙間時間での会話にて

「ラップトップ上のデータでDJできるらしい」「機材自体は容易に手が届く」「買っちゃう?」

これは現在の『DJ DUNGEON』のメインDJ・IXIMAとAKKKKKYの会話。そこに映像編集が好きな僕が加わり、なにかやってみたいねぇ、というふんわり好奇心の中でイベントの原点が出来上がり、この場に映像編集が好きな後輩zakichangを勧誘して、4回目まで続く2DJx2VJのスタイルが出来上がった。

ここに僕が『D-dasy(ディー・デイジー)』名義で制作している自作スピーカー群とペパボ福岡オフィス7Fの空間&映像機材が掛け合わされ「音と映像」が交差するクラブ空間のような状況が産み出されることとなりました。

イベントのデザインやコマーシャル部分を担当をしていく中で、このイベントのテーマとしては「学びと遊びと交流」だなぁと。
これは

学び = DJ.VJとしての活動機会
遊び = 思い思いに表現を行える機会
交流 = 結果として出来上がる音響空間でのコミュニケーション

結果として出来上がる空間は同じように時間を過ごす会社の仲間、関係する人の楽しみの時間になるだろうと言うのが建前。参加するみんなが総じて楽しめる空間になること。

その前提の中で僕は今はいない故人の偉業に想いを巡らせていました。

ラリー・レヴァンと彼のパラダイス・ガラージ

ラリー・レヴァン(Larry Levan, 本名 Lawrence Philpot, 1954年7月20日 - 1992年11月8日)

- ラリー・レヴァンはニューヨークの様々なディスコで経験をつみ、そしてパラダイス・ガレージにおいてその名声を確立することとなる。

- ラリーは独学ながら優れた音響の専門家でもあり、エンジニアのリチャード・ロングと共にパラダイス・ガラージに自らの手で構築した"Levans"と呼ばれたサウンド・システムは大音響でありながら非常にクリアな音で、ダンスフロアの中央にいても容易に客の間で会話ができたとも伝えられている。

from wikipedia

前例の無い環境下で自身が理想とする音楽空間を創造し、その時のビジョンは今も世界に強い影響力を与えています。その一端が福岡の僕のところにも。

彼の作った空間に行ったことは無いけれど、語られた物語と残されたMIX音源の中に時空を越えた希望があると思えます。僕自身の活動として制作を続けているスピーカーが作る音空間の一つの理想形にパラダイス・ガラージがあるんだろうなぁと。

ラリーが自身で用意した空間でやったのと同じように、人を喜ばせ次に進む活力となるような音像の浮遊する時間を提供すること。日本的に言うとしたらハレとケを少しだけ曖昧にできるように。
世界の片隅に生まれる瞬間的なパラダイス・ガラージが『DJ DUNGEON』であったらうれしいですね。

現代的・環境的な工夫

そんな大先輩の偉業に無知でフラットな認識で表現を行っていくとして、お客さんはとても大事だということは変わりません。

とはいえ、趣味の話であり、クラブなんてものには行かない、興味が無いという人がいるのもその通りだし、だいたいアンダーグラウンドな文化臭がするところに進んで足を踏み込む人は稀有。
であるので、メインターゲットとなる社内のパートナーが面白おかしく受け取れるようにフライヤーとそのデザインへひと手間入れるようにしています。

CDのジャケットみたいになっていること

社内にフォトジェニックな男性がおり、その人をイベント告知用のフライヤーとして利用させていただいています。
フライヤーとしての機能を持ちつつオマージュパロディとしてクスリと笑いが起きるようなそんなちょっとした楽しみ。こんな画像たちです。

イベントの今後の動きについて

・幅をひろげる

『DJ DUNGEON』は今回で4回目を迎え、一つの定型的な形ができあがったように思います。
そこから「こうあったらいいなぁ」というイメージも思いついたので次は音楽の周辺に存在するモノ・コトをイベント時間内で並行して置いていければと考えています。

例えば、4回目に参加してもらったはぁちゃんのように、表現したい人と共に動いていくことは広げていけると楽しそう。また、イベント時間中にご飯を食べたりできるといいかなぁ(カレーが食べたい)

つまり、これイベントの形態の拡張ということになり結果としてなにかしらの「フェスティバル」になりそう。どこまでいけるかな

・どなたさまでも

『DJ DUNGEON』はペパボ福岡オフィスの7Fで月一回おおよそ月末に開催しています。ペパボ福岡オフィスの7Fはパブリックスペースの要素も兼ねており、このイベント最中は社外の方も参加していただけます。

引き続きお近くの皆さんイベント開催の際には、遊びにいらしてくださいね。

・どんなところでも

『DJ DUNGEON』を構成する「DJとVJ、音響設備」はこれからも活動の範囲を広げていけると考えています。賑やかな空間の提供を希望の方はぜひご相談ください。実現可能な範囲で素敵な時間を提供するためのお力添えをしたいと思っています。

ご連絡はしだはらまで。

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