意味のあることを探さずに、普通のことに意味を見出したい

世の中のたいていのことに意味なんてない気がする。人生のなかでやらないといけないのは息を吸うこと、ご飯を食べること、トイレに行くこと、くらいな気がする。ほかはやれたらいいけど、最悪やんなくても何とかなる。仕事はしないでもなんとか生きていけるし、お風呂に入らないでもちょっと友達が減るくらいで生きるのに支障が出るかと言われたら微妙なラインかなと思う。

純粋に楽しんでやることってほとんど意味はない。というか意味は後付けするものだから今のところ意味はなくて、何年か経ってから振り返って、自分の今の生活にむすびつけて意味を作り出すようなものだと思う。だから、いまのところ意味はない。まだ。

楽しくないけどやらないといけないことをやってるとなんでこんなことしてるんだろって気持ちになる。単純作業をやってるこの時間にもっと意味のある、例えば何だろう、芸術的な創作をして後世に自分の足跡を残すとか、資格の勉強とか、高校の友達に会いに行ったりとか、ねこをめでるとか、そんなことができる気がする。

けどそんな考え方は思い上がりのような気もする。自分の時間を自分で使えるなんて考えは、どこか傲慢なようにも感じる。私は時間を所有しているのではなく、時間の中に存在しているから目の前に振ってきたやるべきことをやるしかないのでは?

ユーチューブで大量に出てくる動画の中から好みのものを調べて見る動画よりも、家帰ってテレビをつけたらたまたまやってたテレビ番組の方が面白く感じるように、選択肢がいっぱいあると思っているより偶然それを見つけてそこに面白さを見出す方が楽しい人生なのかなあ。と。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?