フェイクスイーツの黄金比
講師活動やレシピ販売をするようになり、
コンスタントに新メニューをリリースする状況が続いている。
作り方は突然閃くのか?
何かが降臨してくるような特異体質なのか?
私の場合、そんなスペシャルな事が起きたことはない。
たまにSNSで「神が降りてきた!」みたいな投稿をみるけど、
いつも「どんな感じなんだろう?」と思っている。
やる気スイッチ的な?
「何も閃かないから向いてない・・・」
なんて感じている人がいれば、
全然そんなことないから!!と声を大にして言いたい。
一例として、
私のレシピ完成までの道のりを書いてみようと思います。
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私がフェイクスイーツで食べ物を表現する際に意識していることの1つに
『リアルとフェイクの比率』がある。
リアルさを追求するなら、
日本には食品サンプルという素晴らしい技術がある。
フェイクスイーツは
食品サンプルからリアルさを少しマイナスし、
そこにフェイク感をプラスすることで独自の価値が生まれるもの
と考えている。
リアル《3》:フェイク《7》
これが私の黄金比。
リアルにこだわって見えるかもしれないけど、
実は全体の3割くらいで止めている。
作るものを決めたら、
どの部分をリアルにするのかを絞る。
それが全体の3割。
例えば、キウイなら
「スライスした時に種周辺は下まで透けている」
この部分だけ。
それをどう表現するかだけに集中する。
リアルはもっと種も多いし色も深い。
でもそこは追求し過ぎず
スイーツにトッピングした時に可愛く美味しそうに見える方に寄せる。
こだわった部分が最大限に活かされるバランスであることも大事。
★何を作るか
★それのどこをリアルにするか
これを考え、試行錯誤するの繰り返し。
ただ、
作ったものがあまりにもイメージとかけ離れていると
再度やり直すテンションになかなかならない。
なので、
私は1回目である程度見通しが付く仕上がりになるように
何度も頭の中でシミュレーションし、
いくつかのパターンを準備してから実際の試作に入ります。
・・・
長くなるので試作~レシピ完成までの道のりはあらためて♡
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