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NHK 3Dプリンターで住宅建設 さらなるコスト削減へ実証実験

3Dプリンターを使った住宅のさらなるコスト削減や工期短縮につなげようと、特殊なコンクリートを使って住宅を建設する実証実験が、坂町で始まりました。

この実証実験は3Dプリンターを使った住宅の普及を目指して広島県と専門メーカーが共同で27日から坂町で行っています。
3Dプリンターを使った住宅は建設コストを抑えられ、工期を短くできる特徴がありますが、建築基準法では特例を除いて構造に鉄筋などを入れる必要があり、建設コストの増加が課題になっています。
このため、今回の実証実験では将来的な活用を目指し、強度を通常の8倍まで高め、鉄に近い強度を持つ特殊なコンクリートを使用して高さ4メートル、広さ10平方メートルの住宅を建設します。
27日、メーカーの工場でモルタルを何層も積み重ねるようにプリントして作った外壁を、クレーンを使って組み上げていました。
その後、外壁に特殊なコンクリートを流し込み、防水処理などを施して、29日には住宅が完成する見込みで、強度や建設にかかる時間を検証することにしています。
3Dプリント住宅メーカー「セレンディクス」の飯田國大COOは「将来的には住宅産業の完全なロボット化を目指していて、自動車産業が発展している広島県の知見を借りながら実験を進めていきたい」と話していました。

https://www3.nhk.or.jp/hiroshima-news/20240527/4000025932.html

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