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第95回選抜 第2日 結果

東邦
01030 0110=6
00000 3000=3
鳥取城北
(東)宮國、山北、岡本-南出
(鳥)新庄、村山、吉田-河西

大分商
00010 1202=6
04000 130x=8
作新学院
(大)児玉、飯田、松木-二宮
(作)川又、市川、福冨、磯-草野、岩出、豊田

中盤以降点の取り合いとなったが、終始先手を取った4投手の継投で作新学院が逃げ切った。大分商は最終回も追い上げを見せたが、意外な決着。一死から四球、四球のあと連打で2点差とし、なおも一二塁と同点の走者が出る。ここで6番丸尾の当たりが左翼へ。やや中堅よりに寄っていた左翼手がランニングキャッチで二死。ここで抜けたと思った一走が二塁ベースを踏まずに一塁に帰塁して、二塁塁審にアウト宣告をされる。審判団が集まり、いったん試合再開するも、投球前に作新学院によるアピールプレーで三死が認められてゲームセット。改めて球審から、二塁塁審のアウト宣告は誤りであったとの説明があった。
抜けていれば一塁走者が一気に還って同点という当たりだったが、左翼手の好捕で決着となった。

この動画の35:20のところからの場面。
左翼手が捕球した後、一走は二塁を空過というかそのまま直線的に三遊間から一塁に戻っているが、二走は既に二塁に帰塁しているのがわかる。なので、判定としては帰塁時に二走が一走を追い越して帰塁した事で走者追い越しが発生、アピール不要の3つ目のアウトでゲームセットとなるのが正しい(二塁塁審は空過ではなく追い越しを理由としたアウト宣告をするのが正しい)と思われます。

英明
00000 1020=3
00000 1010=2
智弁和歌山
(英)下村、寿賀、百々-中浦
(智)吉川、清水-杉本

英明の軟投エース下村が試合を作った。初回から4番中塚を申告敬遠して無失点で凌ぐと、2回裏の二死満塁など再三のピンチを無失点で切り抜ける。すると6回に4番寿賀の適時打で先制。智弁和歌山もジョックロックの後押しを受けすぐに追いつく。7回から継投に入った英明は8回表、二死一二塁から左翼前にタイムリー、バックホームの返球が二塁走者に当たって逸れる間に一塁走者も生還する。この3点目が結果的に大きな決勝点となった。8回裏、智弁和歌山はタイムリーで1点差としてなお一死二三塁。ここで捕手から二塁への牽制球がマウンド上の寿賀の肘を直撃。中断となって治療して、寿賀はマウンドに戻る。治療による中断で間が発生したことが、英明が落ち着くのに良い一呼吸となったようで、四球として満塁となるも後続を締めて同点を許さない。3人目の百々が最終回を抑えて英明が選抜初勝利となった。21年の第103回選手権優勝の智弁和歌山だが、これで2季連続の初戦敗退となった。

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