第95回選抜 第5日 展望
光-彦根総合
初出場同士。春夏通じて初出場の彦根総合は新チーム65試合で僅か4敗と、非常に多くの実戦をこなして高い勝率を残す。練習試合で25得点のような大量得点の試合が何試合もあり、安打数、打点数、盗塁数など大きな数字が出ているが、全国レベルの投手にどこまで通用するか。光は公式戦をほぼ1人で投げたエース升田の出来にかかる。失策がやや多め、攻撃面ではやや劣りそうなので守備で盛り立ててしぶとく戦いたい。
常葉大菊川-専大松戸
常葉大菊川も大垣日大と同様に練習試合のデータがないため、11試合の公式戦の戦績からのみ展望する。11試合で15失策はやや多め。投手陣も被安打、失点、与四死球いずれも多めで、ある程度点を取って打ち勝つスタイルか、完封の試合も多くてよくわからない。守りのミスには気を付けたい。専大松戸はバッテリーがしっかりしている印象。平野、青野と好投手を擁し、練習試合を含めて新チームで高い勝率。専大松戸が投打に力があるように感じるが、4、5程度は点が入る展開か、ミスが出なければ常葉大菊川が競り勝つ展開も十分有りそう。
城東-東海大菅生
女子マネジャーがノックを打つなど少ない部員ながら徳島4強で21世紀枠での出場の城東が、東京の優勝校東海大菅生に挑む。城東は練習試合の相手にも全国レベルの強豪が少なく、1試合平均2失策の守備が乱れるようだと勝負は苦しくなる。なんとか武器の機動力を活かせる場面を作って盛り上げたい。東海大菅生は1月に監督交代にインフルエンザによる体調不良などもあったようで調整面が気になるところだが、総合的に選手の経験値で上回るとみる。