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第95回選抜 山梨学院が初優勝

報徳学園
00020 0010=3
00007 000x=7
山梨学院
(報)間木、今朝丸、星山-堀
(山)林-佐仲
[本]佐仲(山)

山梨学院が5回裏に一挙7点で逆転、逃げ切って初優勝。山梨県勢としても春夏通じての初優勝を飾った。

山梨学院は1回戦からここまで5試合すべて先発してほぼ全てを一人で投げてきた林が今日も先発。1回表、報徳学園の先頭にいきなり四球、疲労が心配される中後続を内野ゴロ3つで無得点に抑える。報徳学園の先発は2年生の間木。3番岳原に初安打を許すもこちらも無得点。3回までは両校無得点で試合は進む。

4回表、報徳学園は2連打と犠打で一死二三塁とすると、打者西村の場面で林が投球動作中マウンド付近でつまずいてボークとなり、報徳学園が先制する。球場全体がどちらかと言うと地元の報徳学園を押す空気の中三塁側アルプスが大いに盛り上がる。さらに西村の適時打で報徳学園が2点を先制。

5回裏、山梨学院打線が間木をとらえる。一死から四球の後、林が左翼フェンス直撃の二塁打でチャンスを広げると、伊藤の適時打で同点、さらに徳弘が安打でつなぎ、星野、岳原の連続適時打が出て同点。ここで報徳学園は今朝丸をマウンドに送るも、佐仲が左翼席へ本塁打、一挙7点で5点差とする。ただ逆転するではなく、5点差としたのは山梨学院にとって大きかった。報徳学園は8回表に1点を返すも反撃はここまで。結局林が118球、被安打6で今大会4試合目の完投勝利。

山梨学院は春夏通算16回目の出場で初優勝、1大会2勝以上も今大会が初。吉田洸二監督は2009年に清峰で優勝して以来2度目の選抜優勝。春は特に強く、清峰時代と合わせて16勝4敗、夏は5勝8敗、2020年夏の交流試合も1勝で甲子園通算22勝12敗となった。

山梨県が今大会で初めて決勝進出し、初優勝となった。
これで、春夏通じて決勝進出がないのは山形、富山、島根の3県。
優勝経験がないのは上記3県と、青森、岩手、秋田、福島、新潟、石川、滋賀、鳥取、宮崎。

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