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第95回選抜 第2日 展望

東邦-鳥取城北

このところ出場頻度が春夏とも多くなって常連になってきた鳥取城北だがいまひとつ甲子園で勝ち上がる勝負強さがつききれない印象。対する東邦は4年前の優勝校でこのところ初戦敗退もない。鳥取城北としてもこういう相手に勝利して、勝ち癖をつけていきたい。打線は両校とも積極的で公式戦でもよく打っている印象。鳥取城北は犠打も多め。投手データの比較では少し鳥取城北の方が上だが対戦相手の違いを見ると互角と言えそう。鳥取城北は与四死球に気を付けたい。

大分商-作新学院

大分商は大分決勝で明豊に1-2と競り負けたものの、九州大会では神村学園に10-0で完勝するなど2勝して選抜を掴んだ。公立校で出てくるだけあって、頼れるエースと4番がいるように思える。ちょっと調子の波が激しい気がするが、作新学院も失点が多めでどこかで突破口が開けるか。
大分勢は07年夏の楊志館以降、明豊以外は1勝13敗。これがやはり気になる。大分商は那賀監督、ベテラン監督にとって初の甲子園。甲子園に出場して、そこで1勝というのはまたひとつ壁である。その点、小針監督はまだ30代ながら甲子園13回出場で19勝。このあたりで甲子園での経験の差が出てきそう。

英明-智弁和歌山

英明のサイドハンド下村が面白そう。最速128キロながら緩急も武器に宇和島東を1安打完封したように投球回数に対して被安打が極端に少ない。練習試合を含めて26試合で36本塁打の智弁和歌山打線が攻略の糸口を掴めず抑え込まれることも考えられる。一方で序盤で捕まるようだと打力で劣る分、英明は厳しい展開になっていきそう。

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