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新春浅草歌舞伎第二部 オススメ!

昨日、新春浅草歌舞伎の第二部に行ってきました!
第一部は、次の日曜日にいきます。
ひとまず、第二部のお話を。


結論:迷ってるなら絶対行くべき

今回の浅草歌舞伎は、
初心者でも楽しめるし、
役者さんも観客も熱量があって楽しい。


今月は、初心者であればあるほど、
歌舞伎座ではなく、浅草歌舞伎に行くことがオススメ!

初心者で迷っている人は、絶対行ったほうがいいです!
※イヤホンガイドは借りることがオススメ。

浅草歌舞伎第二部の演目




1幕目「熊谷陣屋」
2幕目「流星」
3幕目「魚屋宗五郎」

それぞれの見どころは、こちらをご参照ください。

また、どれも有名な演目なので、
インターネットで検索するとすぐ出てきます。


1幕目「熊谷陣屋」


1幕目は、「熊谷陣屋」
主人公が、熊谷直実の時代物です。

この「熊谷陣屋」のざっくりしたストーリーは、

主人公は、
上司(義経)から明確に指示されていないが、
上司の意図を汲んで、
自分の息子を殺す
そして、自分の仕事と自分のした行為(息子を殺したこと)を気に病んで、
仕事を辞めて出家する

という、到底現代では考えられないものです。

また、予備知識ないと、そもそも人物相関図がわからないので、意味不明かもしれません。

私も事前の予習とイヤホンガイドのおかげで、
「今の台詞はそんな意味なのか!」
「あぁ、そうそう、そもそも藤の方は恩人だもんね。」
などなど、わかったという状態です。

初心者がいきなり見たら、
「歌舞伎って無理かも」
と思われたかもしれない。

でも、1幕目で、見る方にまだ元気がある時間帯なので、おそらく耐えられる人も、多いと信じたい。

ちなみに、
中村歌昇さんの直実が最後にポロッと涙を零すところにぐっと来たり、
坂東巳之助さんの義経が残酷だけど綺麗な武士姿だったり、
中村歌六さんのさすがの貫禄の芝居が見れたり、
多少わかると楽しめるポイントはたくさんあります。


2幕目「流星」



「流星」は舞踊、所作事です。
そもそも、役者さんの台詞、ありません。

昨日は、たまたまご挨拶が中村種之助さんだったので、予めあらすじのご説明がありました。
そのため、昨日に関しては、
何をやってるか良くわかったし、
中村種之助さんの踊り分けを堪能でき、
舞踊は眠くなりがちな私でも楽しめるものでした!

ただ、種之助さんのご説明なく、
初めて歌舞伎を見た人でも、
「お面がいろいろ変わって、何となく面白かった。」
とは思ってもらえたと思います。

舞踊は何をやっているかわかるためには、
イヤホンガイドが時代物より必須な気がします。


3幕目「魚屋宗五郎」





最後に「魚屋宗五郎」の登場!

これは、予備知識がなくても、
観ていて、意味がわかる!

歌舞伎に馴染みがなくても知っている方が多い尾上松也さんが出てくると、
「わかる人きたぁ!」
となる。

松也さんの凛としたカッコいい演技から、泥酔の着物がぐずぐずなヤバい姿まで見れて、
私はあれはあれで楽しめました。

坂東新悟さんのおはまも、良い味の出ている女房でした。

しかも、
最後の場面で磯部役の中村隼人さんが出てくるので、
隼人さんのイケメンも拝めるなんて最高!
↑立役の贔屓が隼人さんなので、私は大興奮!!

ストーリーとしても、
ハッピーエンドっぽい感じですっきりできる。
(そもそもお蔦さんが亡くなっているので本当はハッピーエンドではないけど。)

以上を踏まえると、最終的に、
「なんか、歌舞伎楽しかった」
と思いながら会場を後にできる。


迷っている人は今すぐチケット買いましょう!


今回のメインメンバーは今年で浅草歌舞伎への出演が一区切り。
今しかありません!

もう1等席しかほぼ残っていませんが、
迷っている人は、
初心者でも絶対楽しめるので、
行くしかないですよ!!

細かいそれぞれの感想は後日として、
ここでたたみます。
では、また次の投稿で。

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