【警察エッセイ】人生終わるから止めときな
ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のアル中。
元警察官の花山烏一です。
皆さん、お酒は飲んでいますかい?
『てめぇの記事なんか酒でも飲んでねぇと呼んでられねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、大人になると酒に溺れたくなる様などうしようもない時があるよね。花山はストレス解消にアルコールをぶち込むって事はしないんだけども、たまに嗜む感じでお酒は楽しんでいる。
年度が変わり新たな生活がスタートする人達も大勢いて、本格的に春の訪れも感じられる今日この頃だけども、コロナで自粛されていた花見をやるなんて人も多いんじゃないかな?
ボッチの5軍君だった花山でも花見の経験はあるし、色々と言われる事もあるけども、なんだかんだ日本人の遺伝子に花見は組み込まれているだろうから、やってみると楽しいよね。
だけども、お酒を飲む機会は増えるって事は悪い方面に作用する事もあるのは皆さんもご存じの事だと思う。
我を失って暴れてしまう人。意識を失って救急車に運ばれる人。
そして、車を運転してしまう人。
人々はなぜ飲酒運転を止められないのか?
■飲んだら乗るな
昔の人はよくこう言う。
『俺らが若かった時は酒飲んで運転しても良かったんだけどな。』と。
確かに花山は生まれた頃くらいは今ほど飲酒運転は厳しくなかったんよね。でも、そもそも昔から飲酒運転は取締り対象だったんよ。
そもそも飲酒運転の罰則規定が道路交通法に明文化されたのは1960年。花山が生まれる35年前。この頃は現代と違って0.25㎎/㎖から取締り対象だったんよ。0.25㎎/㎖って今考えると相当な数字で、この数値がよくない風に世間に浸透してしまって、お酒を飲んでも運転して良いという間違った認識が広まってしまったんよね。その後、数回厳罰化が施されて、今の規定へと変容していったんよ。
皆さんの記憶の中にも大きく取り上げられた飲酒事故のニュースがあるかと思う。
もちろん、警察も飲酒運転が横行する世の中に手をこまねいて見ていたワケじゃなくて、必死の取締りや広報活動は長年続けてはいるんだけども、正直この世界から飲酒運転ってのは無くならないんだなって思ってるんよね。
正確なデータを調べたワケじゃないからあくまで花山の感覚的なハナシなんだけども、飲酒運転の数は減っていると思う。でも、根絶には程遠いと言うか、現段階では不可能に近いのかもしれないと思う。
この世界の運転が完全自動化にならない限り、人はお酒を飲んでも運転し続けるんだと思ってる。
というのも、飲酒運転で捕まった全ての人が該当するワケじゃないけども、多くのケースで飲酒運転をした人達は『運悪く見つかった』か『お酒を飲んでないと言い張る』の2パターンの対応をするのね。
要するに全くと言っていいほど、悪気が無く飲酒運転をやっているって事の裏返しでもあるんよね。花山も現職時代に何人かの飲酒運転容疑の人に会ってきたけども、花山があった人は全員どっちかのタイプだったんよ。
中には、それで死亡事故になってしまった時もあって、それでも飲酒運転をした人は悪びれる事なんて一切なく、口にはしてないけども内心は『運が悪かった』って思っているのが気持ち悪いほどに伝わってきたのね。
コレは花山の思想で批判覚悟で言うんだけども、花山は殺人罪で捕まる奴より死亡事故で捕まる奴の方が何倍も嫌いなんよね。
花山はどちらの被害者遺族にもなった事ないから、あくまで現時点の花山の感覚のハナシにはなるんだけども、殺人の場合ってもしかしたら途轍もない背景があるかもしれないじゃん?そりゃ、だからと言って殺していいかって言われたらダメに決まってんだけども、ほんの少しでも同情出来る裏側が殺人にはあるかもしれないって考えてるんよ。
一方で、死亡事故ってその運転者に誰かを殺そうって意思はないじゃない?この事を花山は昔から自分で勝手に『意思なき殺人』って言ってるんよ。
死亡事故でも同情出来る時も実際のところはあったよ。広い歩道を走らず、わざわざ狭い路肩をふらふらと走る自転車が後ろを確認もせずに急に車道に飛び出してきて轢いてしまった人を逮捕した事もあるよ。そりゃ、多少の同情心は持ったよ。まだ、その運転者の様な場合は同情の余地はあったけども、死亡事故の多くは運転者のなんらかの不法行為によるモノが大きな要因だったりするんよね。
ケータイを触りながら運転してた。赤信号だけど突っ込んだ。
そして、お酒を飲んだけども運転したみたいな。
そんな奴らに自分の大切な人を殺されたらって考えると、他人事だとしても怒りが湧くよね。しかも、特に悪質性が認められなかったり、運転者が本当は何らかの違反行為を車内でしてたとしても警察に言わなかったら、過失運転致死とかになっちゃうんよ。
人を殺したのに、過失運転致死だよ。
だからこそ、平気な顔で飲酒運転をする奴らは許せなかったし、違反をして逆ギレしてくる様な奴らには真向から戦ってたんよ。
■まとめ
もしかしたら胸糞悪くなってしまった人もいるかもしれないからここで謝罪させてほしい。どうしても、悪質な運転のハナシになると感情的になってしまうんよ。
でも、ホントのホントでちょっとした出来心で飲酒運転をしてしまって人生を台無しにしてしまう人は大勢いるんよ。自分の人生だけが無茶苦茶になるのは自業自得だけども、全く無関係の人の人生まで無茶苦茶にし得るから、絶対に飲酒運転だけはしないし、させないようにね。
今回は以上となります。
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