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【警察エッセイ】若手警察官が陥る病

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のワクチン。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、周りの人達に優しくしていますかい?

花山はイラちしがちなんだけども、なるべく人には優しくして余計な衝突はエスケープしようと生きているんよね。

『周りにした事は全て自分に返ってくる』という徳の高い言葉があるけども、今の歳になって確かにそうかもしれんなと感じ始めてるんよ。

周りに攻撃をする様な態度をしていたら周りは自ずとそういった人ばかりになるし、反対に周りに優しくしていたら自ずと優しい人達に囲まれた生活を送れると思う。だけど、生きていたら腹立つ事をされる事も少なくはないとも思うんよね。

そんな時に苛立ちを抑えて優しい気持ちで接する事が出来たら、そんな人は人生複数回目の人だと思うんよ。

明確な敵意をこちらに向けて攻撃してくる人はまだ人生1回目の人生ビギナーと思う様にすると少しは気持ちも抑えられる気がするんよね。

『その様にすれば幾ばくかは心に平穏をもたらすことができるでしょう』となんだか新興宗教みたいなオープニングだけども、花山も警察官時代には優しく徳の高い人達からペッペペッペと悪意の唾を撒き散らすゴミクソ野郎人生ビギナーの人達まで様々な人達と会ってきたんよね。


■嫌われる職業

警察官という職業は嫌われてナンボの職業。

それは犯罪の抑止や事件の解決という大義名分を掲げて、人によっては踏み込まれたくないところに踏み込んでいく様な職業だからなんよね。

そのため、警察という職業だけでこちらが何もしていないのに純度500%の悪意を向けてくる人も中にはいるのね。

彼ら彼女らの言い分としては支離滅裂で因果関係の無い言い分ではあるんだけども、警察サイドが事案を迅速穏便に処理する為にある程度までは言い返さないのをいい事に、どの面さげて文句を垂れてんだみたいな事を平気で言ってくるのね。

何年もそういった事を経験していくと、その内慣れてきて脳内に装備している拳銃で相手をぶち抜いたり出来る様になっていくんよね。花山も何人もの人をキルショットしてきたんだけども、新人の時だと結構精神的にくる時もあったのよ。

『税金泥棒』なんて言われるのはまだ可愛い方で、警察官であるという事だけでまるで人間失格みたいな事を平然と投げかけてくる人は案外多いんよね。

ちょっと昔なら『てめぇが人間失格だボケェ。』って言い返せた時代もあったんだろうけど、現代は警察の世界もコンプラ全盛期時代でスマホで録音録画されるわ、各種機関にクレームの電話を入れられるわ、ネットにゲボみたいな事を書かれるわで、あんまり言い返せない時代だし、言い返すだけ余計な仕事が増える時代になっているんよ。

普通に生きてて、誰かの事を人間失格な感じに言うかね?

そりゃ、以前対応した警察官が不敬な事をしてしまったかもしれんよ。でも、とあるコンビニに行って店員さんの対応が悪かったからといって、他のコンビニの店員さんも同様に悪い人だと思うかってハナシなんよ。

花山も現職時代は剥き出しの罵詈雑言をよく言われたし、何回かそれに言い返したりしていたけども、決まってクレームの電話を警察署に入れてこられたんよ。

営業妨害もええ加減のせえよってハナシだよ。

そんなんだから、通報で現場に行った時にまともに会話を出来るだけでめっちゃ良い人に見えたりするんよね。

■まともに会話が出来るだけで嬉しい

まともに会話が出来る人や一般的な常識を備えている人は警察官から非常に好まれるんよね。

警察に関わらず、仕事をしているとビックリするくらい会話が出来ない人や非常識な事をしてくる人って遭遇するという経験をした事がある人は多いと思う。

警察はそういった人達とエンカウントする機会が他の職業と比べて爆裂に多くて、というかそういった人達を相手にする職業だから仕方のない事だけど、それ故に相手の態度がつっけんどんだったり口調が荒い人でも会話さえ出来ればそんなに不快感を感じない事も多いんよね。

その上、警察サイドの事を理解して対応してくれる人というのは大天使の様に思えるし、あまりに嬉しすぎて仕事終わりにこんな素晴らしい人がいたって周りにハナシてしまうぐらい嬉しいんよね。

どんだけ荒んだ環境で仕事をしてるんだってハナシ。

これが若手警察官が陥る病こと『普通の人が天使に見える病』なんよね。

■まとめ

誰にでも分け隔てなく優しく出来る人はホントに徳が高くて素晴らしい人だと思う。

かの大物芸能人であった島田紳助さんは『やらない善よりやる偽善。』という言葉を残しているのね。

花山もこの言葉が大好きで、その好意に裏があったとしてもひとまず誰かの為に何かをしているという行為が素晴らしいと思うし、何より人の為にやっている事に善も偽善も無いとも思ってるのね。

もし、その行為がホントに誰かを騙す行為であったとしたら、冒頭でも書いた通りそれはいずれ自分に返ってくるから、それはそれで社会の摂理だとも思うんよ。

一概には言えないから何とも言えないんだけど、今の時代って昔に比べて、人々の許容範囲というモノがちょっとずつ狭まってきている様な気もするんよね。

昔が良かったとかいうハナシじゃなくて、昔の人はもっとハートフルな人達が多くて、そこに『ニン』があったんじゃないかと思うのね。

この『ニン』は『ニン』の場合もあれば『ニン』の時もあるだろうし『ニン』や『ニン』の時もあったと思う。時と場合でその人の中にある『ニン』が変わって生きていたと思うんよ。

必要以上に優しくする事もないとは思うけど、ほんのちょっと皆んなが『ニン』を今よりも持てたら、結構素晴らしい世界になると思わない?

いつかこの素晴らしい世界に祝福を出来れば最高よね。

今回は以上となります。
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