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【警察エッセイ】烏は人前で息絶えない

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中の八咫烏。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、烏の遺体を見た事はありますかい?

『いきなり不謹慎な事を言うんじゃねぇよ、この野郎。』というツッコミは置いておいて、皆さんもこんな事を聞いた事があるんじゃないかな?

『烏は人前で息絶えた姿を見せない』

まことしやかに語られている事ではあるけども、実際の所はどうか知っているかい?

花山が結論をブッ刺しちゃうけども、烏は普通に人前で息絶えるんよ。というのも、花山は過去に3回も烏の遺体を見た事があるんよね。

人生まだ20数年しか生きていないピチピチの花山ですら3回も遭遇しているんだから、噂なんて嘘かホントか分からんよね。

初めて烏の遺体と邂逅したのは20歳の時。年始だったけどもバイトの為に坂道を自転車で爆走していたその時に道の端っこで息絶えた烏を発見したのね。年始早々、あんまり縁起が良くないなと思ってたけども、特に悪かった年でもなかったから何となく記憶からピロピロと薄れていってたんよ。

その次の邂逅は警察官になってから。3回目は今の仕事でつい最近邂逅したんだけども、今回はこの2回目の邂逅についてのおハナシ。


■烏も近くで見ると案外可愛い

烏の遺体と2回目に邂逅したのは花山が警察官になって3年目の春先。その日はイレギュラーな形で一つ歳下の後輩と日中にペアを組む事になって、のほほんと過ごしていたんよ。

すると一つの通報が。

簡単な内容としては道端で烏が息絶えているって事だったんだけども、花山が当時働いていた警察署では動物に対する虐待事案がポツポツと発生していたから、慎重な捜査を要する感じだったのね。

動物虐待事案ってそんなにメジャーな事案でもなかったから、どうしたもんかと思いつつも後輩を引き連れて現場までレッツラゴーしたんよ。

現場に着くと、確かに黒い塊が道端にいて、近くまで寄ったら間違いなく烏だったんよね。息絶えているとはいえ、野生の烏がどんなウィルスを持っているかなんて分からないから、慎重に身体を検査した結果、どう見ても虐待の様な感じではなかったんよね。

そんで、何か車に跳ねられたみたいな感じでもなかったから、考えられるのは寿命か病気。

『烏は人前で息絶えないなんてどこの馬の骨が言い出したんだ。』と現場で嘆いていたんだけども、息絶えた烏が出会った最後の人間の勤めとして、ちゃんと環境事業所に引き継いで弔いをしたんやけどね。

■まとめ

名前に『烏』が入っているくらいだから、烏好きと思われるかもしれないけども、実際の所は好き寄りの普通。

とはいえ、なかなかお目にする事が出来ない烏の遺体と幾度となく邂逅しているのは何かしらの縁があると思わざるを得ないんよね。

決して出会って嬉しいモノではないけども、もし皆さんが道端で烏に限らず動物の遺体と邂逅したら警察なり環境事業所なりに通報してやってください。それが彼ら/彼女らへの弔いになります。

今回は以上となります。
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