【警察エッセイ】警察とメディア

ハイどうもぉ。
皆さんの心の中のジャーナリズム。
元警察官の花山烏一はなやまけいいちです。

皆さん、ちゃんと休んでいますかい？

2023年も12月となって佳境へと突入したね。

毎年毎年、12月になるとあっという間の1年だったなと思うのは花山だけではないと思うけど、2023年の締めくくりとして頑張っていきたいね。

ところで皆さん。『警察24時』という番組は知ってる？

テレビ局ごとで名称に多少の差異はあるけど、警察の業務に密着して放送するという昔からある番組だよね。

もちろん5軍出身の花山は0.1秒も出た事は無いし、出演経験のある知り合いもいなかったんだけども、警察を退職した現在だと、たまに放送しているのを観たりするんよ。

鉄板ネタとしては、『薬物の使用容疑がかかっている人への職務質問』『美男or美女警察官の奮闘記』『○○一筋の職人警察官』とかがよくピックアップされて、観たことがある人であれば何となく想像出来る内容だと思う。

ちょっと前に『ハコヅメ』がヒットした煽りを受けて交番女子を取り上げるなどトレンドも押さえている番組だけども、あの番組のルーツって何なんだろうね？

■警察とメディアの邂逅

花山にとって『警察24時』は生まれた時からある番組だったから、いつどこで放送されたのか調べてみたんだけど、定かではないけど1970年代にテレビ朝日が特番で警視庁に密着したのが始まりだそう。

その視聴率がかなり良かったから特番が続いて、それを観て他のテレビ局も真似して広く国民に知れ渡っていったそうなのね。

花山的に『警察24時』はどちらかというとバラエティ的な位置付けであり、たまに観ては楽しんでいるけども、そもそも公的機関である警察とメディアがその様な結び付きを持つのはいかがなんもかという意見もあるそうなんよね。

警察とメディアはそもそも昔から結び付きが強かったんだけども、あくまでジャーナリズム的な結び付きしかなかったと思うんよ。

だけど、太古より警察を題材にしたコンテンツ（映画/ドラマ/小説/マンガ）がある通り、日本国民にとって警察" というコンテンツは馴染みのあるモノであって、いつの時代でも一定の関心を惹けるモノなんだよね。

そんな広く関心を持たれている警察というコンテンツがフィクションではなく、リアルを生きる警察官の裏側を観れる様にしたのは番組の考案者の発想に天晴をあげたい。

■密着される警察官

花山は密着される様な警察官ではなかったから、詳しくは分からないんだけど、密着される警察官の特徴としては、
『新人警察官』『ベテラン警察官』『大エース級の中堅警察官』『美男or美女警察官』のいずれかが多いと思う。

まぁ、当然と言えば当然だけど、花山の様な5軍がテレビに映っても誰も観ないんよね。

花山にチャンスがあるとすれば1年目の時だったんだけど、その時はパッとしない芋警察官だったし、とてもテレビの前の視聴者の興味を惹ける様な華もなかったから、結局お声が掛かる事なく退職しちゃったんよ。

自分の周りには密着された経験のある警察官はいなかったんだけど、一緒に働いていた上司の同僚が密着経験のある方で、又聞きにはなるんだけど、めちゃくちゃやりにくかったそう。

これは全警察官が思う事なんだけど、警察官だって人間なので何もない暇な時はお下劣なハナシだってする時はあるんよ。

それこそ普段通りの感じを放送したら1秒ごとにピー音を入れないといけなくなる時もあるし、そんなハナシをしていないとやってられない感じなのが実情なんよ。

テレビ局的にはそういう会話をしてくれた方が面白いんだろうと思うけど、そうは問屋が卸してくれんよ。

おそらくだけど、放送内容は警察の上層部が入念にチェックして少しでも問題があればその部分の放送をカットする様に指示するだろうし、密着される警察官も変な人じゃないと思われる警察官の中からピックアップされるから、万が一が起きない様にしてるんよね。

それを踏まえると花山みたいな狂人警察官は何が起ころうと密着対象にはならなかっただろうね。

■まとめ

全警察官が密着されたくはないと書いたけど、一つは顔をテレビに出したくないというのもあると思う。

テレビとかで取り上げられてしまうと仕事がやり辛くなるだろうし、隠密行動しにくくなるからなんよね。だけど、取り上げられた警察官の方々はそれなりに優秀な方々だから名誉な事だとも思う。

花山はノーチャンだったけど、密着された時はめちゃくちゃふざけて放送出来ない様にしてやろうと画策していたんよね。

そんな事したら信じられないくらい怒られていただろうけど。

今回は以上となります。
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そんじゃ待ったねぇ。