花山・オーキッド・リリー

・物書きで生活をできるように活動中の元企業戦士 ・商業目的の文章のお仕事のご依頼もどう…

花山・オーキッド・リリー

・物書きで生活をできるように活動中の元企業戦士 ・商業目的の文章のお仕事のご依頼もどうぞ  業務窓口:「空と足元」さん  soratoashimoto.01@gmail.com  対応内容:コピーライティング、ボディコピーライティング、作品評、推しの紹介記事作成、等

マガジン

  • 心のうた

    内面的な変化をえがくうた達。あなたのメロディでうたってみてください。

  • ARTALK

    凡な著者が、いっちょまえに、アートを、凡な目線で語るマガジン 敷居が低いどころか海抜マイナスメートル級。 でも、だから、気楽に楽しくアートのトークをしましょう。

  • 生傷

    外から見たときに、決して良かったとは言えない恋は、 自分の身を削り、心を削り、そして最後は粉々になる。 そんな恋愛や失恋をしたあなたのうた。

  • 勝手に推し文

    好きなものがより世界に広まるように、感動したヒトモノコトを勝手に紹介するマガジン

最近の記事

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絵を飾るとは

 絵画を買った。ずいぶん前から、部屋に飾る絵が欲しいと思っていた。一度、ウォーホルのマリリン・モンローを購入したが、家に飾る段になって手放したことがある。手放した理由は色々あるのだが、一つに、部屋に置くには主張が強すぎた、というのがあった。  YOU ARE WHAT YOU EAT. という言葉がある。それに影響されたわけではないが、YOUR MIND IS WHAT YOU HAVE SEEN. 「心は、今まで見てきたもので作られている」という気がしている。  日々の生

    • ケンカができた

      ケンカができた あなたとできた ケンカができた いやっていえた ケンカができた あなとできた ケンカができた キモチをいえた ケンカができた あなたとできた ケンカができた こうしてよっていえた ケンカができた あなたとできた ナミダ、ハラリ もういいってゆった 電話にでてっていわれた ナミダ、ぽろぽろ ケンカができた あなたとケンカ あなたはいなくならなかった あなたはいなくならなかった あなたはいなくならなかった ケンカができた あなたが笑って

      • 春は、きっと、あなたにも、あたしにも

        だんだん1日の中で胸が痛い時間がなくなっていく なくなって気づく 傷が深かったのだと  ザワザワに怯えてすごしていた10年 24時間動悸をかかえていた2年 心を殴られて切り裂かれて全部が壊れてしまった 1ミリも動けない。 カーテンを閉め切った部屋の中で 終わらない過去に生きる 動悸がザワザワにかわり、 ある時シクシクとして痛みが表面に上ってきたみたい シクシクと痛むのは全身に広まった心の痛みを 体が引き受けてくれているみたい それから  ふっと軽くなる瞬間があっ

        • 恋愛ストックホルムシンドローム

          別れてからもずっと好きだった 傷つけられても好きだった たぶん、愛してた 今も。 あの頃の2人に戻りたく、はない ただ、私は自分をささえられるようになって 時々あなたを頼って あなたには過去に片をつけて 私のことをまっすぐ見つめてほしい 2人だけ 2人きり 見つめあって 一緒に幸せを拾ったり、集めたり、編んだり、積み上げたり、創っていく そんな2人、になりたい。 傷つけられたってわかっているのに 愛が消えてくれないの どうしても消えてくれないの

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        • 心のうた
          7本
        • ARTALK
          1本
        • 生傷
          3本
        • 日々エッセイ
          1本
        • 勝手に推し文
          3本

        記事

          私の心のセーラー戦士

          私がブロックするはずが 先にブロックされた いいたいこと言ったから ありえないほどの長文で もう引かれるとかどうでもよくて 自分の心を代表して 言いたいこと全部 言いました 謝って欲しかった 謝ってもらえなかった それどころか逃げるなんて がっかりだよ ショックだよ でも、かっこいいよ、私は すげぇかっこいいじゃん、私 言えなかった 傷つけないように 思ってること何も でも言えたじゃん 言えなかった 嫌われないように 傷ついて我慢する でも言えたじゃん か

          ズルい生き方とあなた

          全部正解っていってくれて 自分を許せた 寝る前にその言葉思い出して みんな今日まで生きるために 不完全な自分で生きてきたんだって 思った 私も未熟であなたも未熟だった 私に事情があってあなたにも事情があった 私は努力していたのに あなたは努力していなくて どうして私のことだけ責めて離れるの? あなたは何もしないでヘラヘラ生きて 私が全て心配して解決しようとして どうして私の問題みたいに扱ってるのって思ったこともあった でもきっと違う みんな生きるために生きてきた 自

          羽と錨

          天に召されるために飛び降りるってアイロニー 私をこの世界にとどまらせてほしい 背中の羽がはばたきをやめてくれないの 足首をきつく縛って 縄の端をあなたが掴んで どうか、この世界にとどまらせてほしい 花で 風で 太陽で 音で そして あなたで 飛び降りることでずっと遠くにはばたけるアイロニー どうかこの羽をこの世界で広げさせてほしい 戻ってこられないほど高いところへ飛び降りるための羽ではないの この世界で行きたいところへ行くための羽なのだから 花を 風を 太陽を 音楽

          欲しかったもの、壊しちゃう

          本当はして欲しかった気遣いや 本当は受けてみたかった優しさや 本当は浴びてみたかった愛情を 初めて目の前に差し出されて これが本当なのかわからなくて いつもみたいに手を伸ばすと 引っ込められてしまうんじゃないかと思うと 怖くて 怖くて 私が消えてしまいたくなる 本当はして欲しかった気遣いを 本当は受けてみたかった優しさを 本当は浴びてみたかった愛情を 初めて目の前に差し出されて これが本当なのかわからなくて いつもみたいに手を伸ばしたとしたら、 全てポケットに仕舞い込

          欲しかったもの、壊しちゃう

          涙がうらやましい

          涙がうらやましい 泣くほど嬉しいのが、うらやましい 笑いすぎて泣いてるのが、うらやましい 悲しくて泣けるのが、羨ましい 怖くて泣けるのが、羨ましい 泣くことが「すごく」っていうことなのが、羨ましい 涙が出るほど嬉しいことなんてない 泣くほど面白いことなんてない 胸が痛くて息ができない時、粉々になった心の破片が 息を吸うたびザクザクと刺さって、涙なんか出ないよ 恐怖が背中を駆け上がり、私を頭に閉じ込めようとするとき、 気が狂いそうで、涙なんて出ないよ 泣くことが、

          自分に出逢う旅

           人は、自分というものを、生まれながらには知らない。生きていく過程で知ってゆく。あるいは彫刻のようにまだ見えぬその姿を感じ取り、彫り出していく。それは、様々な体験を通じて自覚する好きや嫌い、周りと関わりあう中で気づかされる得意、不得意。主体的な行動がとれるようになってくると、自分で選択をするとう機会を通じて、己の解像度が更に高まっていく。そしてやっと、今度は自分で自分を「創って」いく。うっすらと頭の中に見えたカタチを頼りにノミを手に取り彫り上げていく。それはきっと、外の世界と

          目覚めの怖さ

          聞かれたことの全てに答えなくていい。 答えたいと思えた時に答えればいい。 逆に、何もかも飲み込まなくていい。 吐露したくなったら、口からだしていい。 相手に受け入れられるかどうかは関係ない。 自分が自分を尊重するための行為だ。 それに気づけたことで楽になった部分もある。 良いことだけど… 何周遅れだとしても 学んだらそこからいい日が始まるだろうか、 遅すぎて意味がないんじゃないか、 と思ってしまう夜もある。 笑えないだろう、と思ってしまう夜だ。

          炭酸は、いつも、少し大人。

           アルコールが飲めない私は、大学の飲み会といえば、とりあえずジンジャーエールを頼んでいた。ビールじゃなくて、ジンジャーエールなところに、自分だけ子供のようなそこはかとない恥ずかしさを感じていた。お酒を飲めないのは恥ずかしい。そういう時代があったのである。  何度も飲んでいるとジンジャーエールにもいろいろな銘柄があることに気づく。そしてある時こういう。「ウィルキンソン、辛口で。」  急に通だ。  「(ジンジャーエールならなんでもいいのではなくて、大人っぽいラベルのかっこいい

          炭酸は、いつも、少し大人。

          クボタカイ、ダイスキ vol.2

           クボタカイ、ダイスキのvol.2である。  誰が読むのかわからないが、(願わくばクボタカイ君本人に読んでほしいようなほしくないような)”好きなものの良さを語ることで、世界に好きなものが増える”という持論によりまだまだ続くのである。  前回、「ベッドタイムキャンディー2号」を例に、彼の”新しさ”を語った。 彼の新しさは、近代純文学の一節と現代的な音やワードという異なる要素が違和感なく紡がれている、あるいは、混ざり合っているというすごさだと。  しかし”違和感なく” ”混ざ

          クボタカイ、ダイスキ vol.2

          『劇場版モノノ怪 唐傘』すごくよかったというお話し -劇場リピート確定作品-

           みなさんはアニメ映画をご覧になるだろうか?私はあまり積極的には見ないが、たまにアンテナに引っかかったものだけ劇場に見に行く。大抵、映像に特徴があって自宅のテレビではその良さが味わい尽くせなそうな作品の時である。  今回、タイトルにある通り、『劇場版モノノ怪 唐傘』を映画館に観に行った。モノノ怪は”2006年にフジテレビで異例の高視聴率を記録した「怪~ayakashi~』の一編「化猫」から派生し、2007年にテレビアニメシリーズとして放送されて以来、根強く愛され続けている作品

          『劇場版モノノ怪 唐傘』すごくよかったというお話し -劇場リピート確定作品-

          クボタカイ、ダイスキ (vol.1)

          タイトルの通りなのだが、クボタカイというアーティストが好きである。 初めて存在を知ったのは確か2021年かその少し前だと思う。 ふだんは音楽番組を見ないので、スマートフォンの音楽アプリがおせっかいに薦めてくる音楽を垂れ流しているときに耳に流れてきて、思わず、この曲だれのだ?と画面を見た。 余談だが、今書いた一文は20年前ならなんのこっちゃわからない表現だし、20年後も意味が伝わない可能性が高いので、言葉はある程度変わらなくても描写には時代性がつきまといますね。ともかく。

          クボタカイ、ダイスキ (vol.1)