81| 富山・飛騨 土のゆたか
先日、ランドスキップ溝口さんにお声掛けいただき、木工作家川合優さんのレクチャーを聞かせていただきました。
と、表現されていた箇所があり、面白いな‥と、アンテナが。(笑)
「木」の捉え方が、ごっそり入れ替わるような感覚がありました、と、レクチャー後にご本人にお伝えすると、「まだ私たちが知らない、わかっていないことがたくさん…」と。
くしゃっと相好を崩して、ひとつひとつ誠実にお答えになるお人柄と、木工作家さんならではの表現が、わたしの胸に新鮮に響きます。
2時間弱の講義。スライドに埋め込まれた、ご自身の体験を、一枚一枚、朴訥と。
丁寧に分かち合われることの中に、私たちの土のゆたかさと、その土にあること、立っていることのゆたかさが、しみじみと流れてくる。
お話を聞き終えると、私たちの植生、生態系、いのちの降りたち育まれる場所は、すでに、というか、やっぱり、というか。
あらためて手に触れて、腑にそっとおさまる土の豊かさには、hope 希望‥のようなものが。
ほどかれ、まんまるに結ばれ、満ち足りる意識の海の中に、漣のようにありました。
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