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53| かみ迎え
神迎え(かみむかえ)
出雲に集合した神々は1か月の談義を終えて、もとの社に戻る。これを迎えるための神事。(関連)神還
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立冬を迎える前の1か月は、岡崎に居住しながら、毎週末、東山の新居に通い、掃除をしました。
風に乗るように、運ばれたところ。当初は、築年数ある古い場所を、少しずつリノベーションしてゆく予定で、
“さすがにこの和室では、手を加えないとお茶はできないかな・・。”
“サンドウ庵の再開は、早くて年明け頃かな。”
…と、思っていたのですが。
『ちがいます。いま。いまです!』
…と。そう、たしかに受けとるのなら、
『え?はい・・・了解です…。』と、ご案内を出してみる・・・のでした。
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お客様には、岡崎でも私たちのもとを訪れてくれ、もっと遡れば、まだ実家の和室でお茶の場を開いていたところにも来てくださった文ちゃんが、一番乗りで、ご参加くださいました。(11月のお茶 当日の様子)
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前述のとおり、思いのよらぬ、早いタイミングでの開庵となり、一時箱に仕舞われていた風炉釜を、六畳間の和室に置き、炭をおこして湯を沸かしたのは、会の前日のこと。
火が入り、水から湯へと、動き出す気配に呼応して、わたしの内は、『うん!』と、ちから強く頷きます。お茶を点て、(会の前日、ギリギリまで動く気配のなかったわたしを、心配そうにみていた?かもしれない)賢さんとふたりで一服。それを合図とするかのように、翌朝まで、共に、和室でのささやかな設えの工夫に取り組み、新しい場所にて、サンドウ庵開庵の日を迎えました。
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東山に移り、最初の会を開いた小雪の季と反転の位置にある、2023年入梅。
この日開催した水の月の小茶事では、四人がそれぞれ、書、花、懐石、菓子の用意を担当しました。互いにその用意については開示せず、こ茶事当日のお楽しみに。朝、待合に集合し、席入して初座、懐石の後、初炭を経て主菓子。その後中立し、掛け物を花へとかえ、後座へと。用意のひとつひとつが、全て茶事の流れの中で、あかされ、紡がれてゆきます。
「あぁぁ、、見事だな、、、。」
四葩の、それぞれの手を通し現れ、あかされる、そのひとつひとつと、つながりある全体のひとつに。何とも言えない感嘆と、敬意、よろこびに溢れます。
と、同時に、『ほらね!』『うん、だよね!』と、ちょっと、つよめに…。(笑)
知ってたもんねー!とばかり、どこか得意げ、自慢げに。嬉しさ爆発し、ほらね!ほらね!ほらね!・・・と、まるで小さな羽根の子どもの天使のよに、ハイタッチとか・・ウインクなんかして・・。るんです。(笑)
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