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頬が時々ポツンと濡れる 降ってか降らずか小雨空 すぐにこの雫も雪になる 白く染まる季節になる もう消えてしまった足跡の ぬくもりを探さぬように 心の暖め方を思い出す もう失くしてしまったつなぐ手の 愛しさを探さぬように 私の暖め方を思い出す 冬に追い付かれる前に
落ちる髪には音もなく 私だったものが 消えていく 離れる心にも音はなく 二人だったものが 消えていく 響かなくなったことに 気付けないから 気付かない 二人が遠くなった夜 心をもっと 澄ましていたなら あなたから 私が落ちていく