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迫るやり切れなさが 燃えて心にしみる頃 何も言わない太陽の 沈む姿に佇んで 見送る瞼のその裏の 一縷の涙の言い訳は 踏みとどまった想いでは 労わりさえも目減りして 自分の弱さに瞑った心 もっと優しくなれたはず 茜色が刺さる 今日の夕暮れ
吹く風が きらきらとさらっていく 胸を押さえるけれど 染み渡る夕暮れに 灯る茜色 戻らぬ日々が溢れ出る 吹く風が それをきらきらとさらっていく もう増えない思い出を さらっていく