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廊下に浮かぶ陽だまりが 樹々の影に揺らめいて 瞬く光をなびかせている やわらかい陽の色が 昔色にいざなわれ 誘われるまま目を閉じる 無邪気を無垢とよび 全てから守られていた 夢が夢であった頃 私が私であった頃 今はもう心の中にしかない 幼い頃の情景に 心が一瞬旅をした
やわらかい雨が 往く季節に寄り添いながら 新しい時を降らせている この雨に心を任せ 今の私を流せたら 次の時間が訪れるかな この時に心を任せ 今の私を流せたら 新しい私が訪れるかな それでも それでも 何を守りたいのか まだ傘を差している