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オフィーリアの面影

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美術・音楽・映画その他、感想評論ごった煮
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2020年6月の記事一覧

だから私は「馬と鹿」を聴く

これが愛じゃなければなんと呼ぶのか 僕は知らなかった 米津玄師『馬と鹿』は、夢をあきらめられない人の歌だ。 成功していない、勝利していない、どこにも辿り着いていない、だけど夢を捨てられずに、夢のために生きている人の歌だ。 夢追う人の歩みはけっして明るくない。前途洋々なんかじゃない。努力がかならず報われるわけじゃない。夢は、だいたいいつも、痛いことばっかりだ。叶わないことのほうがきっと多い。花はひらくか。ひらかないかもしれない。それでも「僕」は、あきらめきれずに追いかけてい