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2023年私にパラダイムシフトを起こした本ベスト3

2023年も気がつけば残り約2週間となりましたね。

今年はnoteを最低でも月1件は投稿できるくらい、発信活動も盛んに行おうと意気込んで始まった年ですが、気がつけば最後の投稿からかなり時間も空いてしまい、それでいて結局現時点で投稿数も数件程度・・・。

だめだ、このままじゃ1年は終われねぇ!ってことで年の瀬であることをいいことに、今月は何回かに分けて1年の振り返りをしてみたいと思います。

今年は良い読書体験が多かったので、まず今回は「2023年パラダイムシフトが起きた本ベスト3」と題して振り返ってみたいと思います。

※本投稿ではあくまで書籍の概要を共有する意図はなく、個人的に刺さった部分とそれに対してどんな行動変容が生じたかだけを共有することを目的とします。


1.DIE WITH ZERO

2023年の伊藤証はこの書籍から始まったと言っても過言ではない。

年始って新しいこと始めよう、っていう気持ちになりやすいことから、人生観や価値観に刺さるスケールの読書を求めるようにしているのですが、そんなタイミングにドンピシャでした。

タイトルの通り「死ぬ時までに資産を使いきれ」という生き方をメッセージとして一貫しているのですが、個人的に刺さった点としては、

  • 貯金ではなく、経験に投資して資産を形成すべき

  • 体験はなるべく誰かと共有できるものであるべき

  • 資産を残して死ぬということは、その資産を生むための労働はタダ働きだったことになる

  • 子孫に相続する資産は、(自身が死ぬ時ではなく)子孫が望むタイミングで贈与すべき

の4つですかね〜。

今読んだらまた刺さる点が変わるのかなと思い、最近は原書で読み直したりもしてます。

説得力があまりに強過ぎて、この本を読み終えた私はすぐにパスポートを更新して、ニューヨーク行きの航空券も購入したほど。

2023年を振り返った時に、DIE WITH ZEROで得た気づきに突き動かされた行動が多く、そしてそのほとんどが「読んでいなければ向かわなかった方向」に人生を向かわせるものだったなと思います。

ちなみにこの本を読むきっかけとなったのは、昨年末たまたまフラっと入ったバーで、強面のマスターに「お前、DIE WITH ZEROって読んだことあるか?」と言われたこと。

もちろん作品の存在は知っていたのですが、(失礼ながら)この(怖そうな見た目の)人からそんなこと聞かれるとは思わなかった、という意外性から一気に関心が高まってAmazonですぐにポチったのを覚えています。

なんにせよ、そのバーのマスターに感謝!(酔ってお店の場所を覚えていないのでお礼を言いに行けないのが残念・・・)

2.みんなのフィードバック大全

文字通り、フィードバックのあるべき姿やその手法を余すところなく教えてくれる1冊です。

昨今文献が増えてきた「心理的安全性」についても、フィードバックという切り口から入るとまた一段と重要度がわかる。

個人的には、

  • フィードバックは一方的ではなく双方的に行われるべきもの

  • マネージャー以外のメンバーもフィードバックのスキルが必要

  • フィードバックが効果を生むには、フィードバックを受ける側のコーチャビリティ(受け止めるためのスキル・マインド)も大事

という点が刺さりました。

特に「マネージャー以外のメンバーも・・・」という点では、居ても立っても居られなくなって社内で本書をテーマにした勉強会も実施しました。
ほとんどのメンバーが参加してくれたのは嬉しかったなぁ。

バンドをやっていた時代に、私がリーダーとしてメンバーに対して行ってきた一方的なダメ出しの数々はとてもフィードバックと呼べるものではなく、時を経て今の会社に来てからはそのバンド時代の経験を反省したつもりだったのですが、それは少し屈折したものだったなと思いました。

というのも、私が反省していたのは「人にモノを言ってはいけない」という考えによるもので、このフィードバック大全を読んでからは、私が反省すべきだったのは「モノを言ってはいけない」ということではなく、「モノの言い方」の部分だということに気づいたからです。

3.さみしい夜にはペンを持て

本書のジャンルはおそらく児童書なのですが、侮ることなかれ。

子供向けに書かれているからこそ普遍的な内容だし、「もっと早く出会いたかった」という気づきがたくさんありました。

とにかく「日記はいいぞ」ということを謳っているのですが、

  • 出来事ではなく思考や感情を中心に書く

  • 「考える」のではなく「書く」ことで初めて得られる気づきがある

いう点で刺さりました。

私自身は小学校の頃から日記を書く習慣はあったのですが、どうしても出来事を中心に言語化している節があったので、本書を読んでからは完全に書き方が変わりました。

日記を書いたことがない方や、日記を書こうと思ったことはあるが続かなかった方でも「いますぐ日記を書きたい」と思える内容だと思います。


今後も読書を通じて自分の価値観を変えてくれるような出会いに期待しつつ、来年はこれまで読んだ書籍の再読にも時間を割けたらいいなぁ。
読み直すことで違った観点での気づきが得られたり、初読時の学びに対する理解度、腹落ち度が深まったりすると思うので、その際はまたnoteでアウトプットできたらなと思います。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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