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NotionユーザーはNotionカレンダーもとりあえず使ってみるべき理由

Notionを日常的に使用している皆さん、タスク管理やプロジェクトのスケジュール管理にはどのようなツールを利用していますか?

私はGoogleカレンダーとNotionを併用して自分のタスクやスケジュールを管理していたのですが、2024年1月にリリースされたNotionカレンダーを使い始めてから今まで感じていた課題がかなり解消されたので、今日はNotionカレンダーの魅力についてお伝えしたいと思います。


Notionカレンダーとは

Notionカレンダーは、Notionと連携ができるいわゆるカレンダーアプリです。
Notionと連携しなくても、単独のカレンダーアプリとしても利用できます。

Notionという名前がつきながらも、本家Notionとはアプリとしては別物なので、アプリで利用したい場合は別途インストールが必要になります。

前提

実際に使用してみた感想を伝える前に、Notionカレンダーに出会う前の、私のこれまでのタスクやスケジュール管理の運用についても前提として共有します

  • タスク管理はNotion、スケジュール管理はGoogleカレンダーという運用だった

  • 背景として、メンバー間への共有という目的を兼ねて社内ルール的としてGoogleカレンダーでスケジュール化は必須だった

  • そのため毎週金曜日、Notionで作成したタスクを、Googleカレンダーで入力し直す作業が生まれていた

良かったと思うこと

上述の前提を踏まえて、Notionカレンダーを使い始めて良かったと思う部分を挙げてみます。

1.Googleカレンダーと連携ができる

Googleカレンダーユーザーの皆さん、Googleカレンダーで表示していた予定や、予定に設定していた情報は基本的に同期されるので、ご安心ください。
なので、サービスの移行によるデータの移行作業は基本的に不要。

Notionカレンダーにログインした際のGoogleアカウントで作成した既存のカレンダーの予定は、デフォルトでインポートされる

もちろん、Googleカレンダーで使用していたようなゲストの招待やルームの設定もNotionカレンダーでできます。

Googleカレンダーのように参加者やビデオ通話のURL、場所(住所)などのプロパティを設定できる

さらに、もちろんNotionカレンダーで作成した予定をGoogleカレンダーに同期させることが可能なので、最悪いつでもGoogleカレンダーの運用に戻すこともできますし、会社のメンバーとは引き続きGoogleカレンダーでもスケジュールの共有ができます。

つまり、GoogleカレンダーでできることはNotionカレンダーでも一通りできると思って大丈夫です。
ではなぜGoogleカレンダーではなくわざわざNotionカレンダーを使うと良いかを後述します。

2.NotionのDBを出力できる

なんと言ってもNotionカレンダーの最大のメリットは、NotionのDBを出力できることです。
そもそもNotionのDB機能自体が、他のノートアプリ、タスク管理アプリと一線を画す魅力として有名ですが、これまでNotion上でもDBのカレンダー表示というのはできたものの、複数のDBをまたいだカレンダー表示、タイムライン表示ができませんでした。
これがNotionカレンダーにより、複数のDBやGoogleカレンダーの予定をシームレスに可視化、管理できるようになったことで、Notion内の行き来やGoogleカレンダーとの行き来がなくなって、スケジュールの視認性が向上します。

Googleカレンダーの予定(茶色)とNotionのDBで管理していたタスク(灰色)を同じタイムラインとして可視化できる

ちなみに、全てのDBを接続できるわけではなく、あくまでカレンダビューとして作成されているもののみがインポート可能となっています。
そのおかげで、ビューにあらかじめフィルターなどを設定しておくことで、カレンダーに表示させたい予定(タスク)なども自由にカスタマイズできます。

3.予定の複製がGoogleカレンダーよりも楽

Googleカレンダーで予定を複製した際は、複製された予定のパネルが開いてしまうため、再度複製するためにはパネルを閉じるという手間が生じていて、連続して予定を複製したいシーンでは少々ストレスが生まれる仕様でした。

ところがNotionカレンダーではショートカットキー一発で複製ができ、パネルが開かれることはないので、コマンド連打で繰り返し複製できたのは地味に嬉しいですよね。

複製したい予定を右クリックなどで有効化し、「複製」を選択するかコマンドを実行すれば、パネルが開くことなく予定を複製できる

使う上での注意点

使っていく上で感じた注意点もいくつか共有します。

  • 2024年2月時点で、AndroidやiPadのアプリがない

    • iOS向けアプリはリリースされているが、ビューの選択が限定されていたり、DBとの接続作業ができなかったりと、PCに比べると機能が劣る印象

    • つまり、現状はPCで使うのが1番サービスの恩恵を享受できる状況である

  • Googleカレンダー以外のカレンダーは連携できないこと

  • NotionのDBで作成した予定をNotionカレンダーでは繰り返し設定できないこと(NotionのDB側でテンプレート化して繰り返し設定を行えば、再現はできる)

結論

まず、NotionカレンダーはGoogleカレンダーと代替可能です。

そして、使用して感じたメリットを挙げつつ、いくつか注意点にも触れてみましたが、リリースされたばかりのサービスで今後改善されていくことも踏まえると、総じてメリットを脅かすようなデメリットはないと感じているため、NotionユーザーがNotionカレンダーを使わないのはもったいないと思います。

ぜひ皆さんの業務が少しでも快適になれば嬉しいです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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