日記2024/05/23「そもそもそれは馬鹿らしくて」

・もう学マスの新曲が出たね。はやい良いすごい。

・なんだかシャニマスからまたボヤが出ているらしい。なんでも冬優子のパラコレがバッドエンドだったとかそうでないとか。みんなが学マスに夢中な中、たとえボヤだとしても熱があるということは善いことなのかもね。

・私は件のコミュを読んでいないし、内容について何も言うことは無いのだが、TLのもにょもにょした言説については「へー」と思うことがある。

・それは物語には創作者がいるのだから、そこには意味とあるべき形があると考える人が思いのほかたくさんいるということ。バッドエンドならそこに意味がなければいけないとか、あれこれは読者への裏切りだとか。

・「物語は人が作った意図の絡んだ創作物であり」かつ「そこにただ存在する世界である」という最初のお約束を皆どの程度まで意識しながら批評をしているのか不安になる。先の二つに交互にピントを合わせながら、「作者のメッセージとしてはこう!」「あの世界はあああったんだなぁ……」と両方に目配せし、内部から俯瞰から楽しむのがまぁ自然なのではと思っているから。

・まるでみんな物語を「ただのある世界のお話」として評価するよりも、「被造物すなわち見られるためにあるもの」として評価するほうが優位にあるとでも思っているかのようだ。まさしくプロデューサー・経営者気取り(それももちろん良い)。

・もちろん意図的に俯瞰するようにピントを合わせ、そのモードで批評をしているという人もいるのだろうが、あまりにも「あるべき形がある!」という勢いを感じざる負えないものも多い。

・物語の「ただ在る世界性」を無視してとやかく言うのは品が無いし興がないと思う。確かに納得感がある物語は良いし面白い。けれど面白さなんて最悪なくてもいい。それは売れるための理屈で、物語によって世界が産まれ、それはただ在るのだから。もっと言えば、物語によって世界産まれるという最初の嘘こそが面白いのだから。

・ただのインクの染みを、文字の羅列に過ぎないそれを「おはなし」として了解するというばかばかしさしょうもなさ、あの開闢をみんな忘れてしまったのかしら?

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