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田中 秀夫, 山脇 直司 2006『共和主義の思想空間―シヴィック・ヒューマニズムの可能性―』
読んだ本(論文)
田中 秀夫, 山脇 直司 2006『共和主義の思想空間―シヴィック・ヒューマニズムの可能性―』
第16章 共和主義研究と新公共主義
第17章 しヴィック・ヒューマニズムの意味変容と今日的意義
内容
能動的な市民参加による政治社会はいかにして可能なのか。ポーコックをはじめ近年大きな盛り上がりを見せた共和主義研究を参照点に、英米とヨーロッパにおける近代共和主義の多様な展開を跡づけるとともに、公共哲学としての現代的可能性を探った、わが国初の本格的共同研究。
第16章 共和主義研究と新公共主義
ケンブリッジ学派
共和主義を哲学的枠組みとして確立した
特にスキャナー的方法論と言われる
ケンブリッジ学派は、「その人が生きた時代にその人が直面した問題に対する議論をしよう!」と問題提起した
↔︎マルクス主義の考え方マルクス主義:イデオロギーは社会的背景や階級によって形成され、支配者はそれを利用して自己の権力を維持し、支持を得る
ポーコック
・シヴィックヒューマニズムの観点から、大きな見取り(枠組み)を描いた
三つの立場
リベラリズム:個人の自由
サンデル的共和主義:政治参加と人格形成を結びつける
・全体主義の可能性を指摘(バーリン)
ペティット的共和主義:政治参加は非支配の自由を守るために行う
・争議的民主主義
・手続きを重視
第17章 しヴィック・ヒューマニズムの意味変容と今日的意義
マキャベリってどんな人?
外交官みたいな役職
どうやったら権力を獲得し維持できるかどうかを考えた(『君主論』)
権力を獲得するためには手段を選ばない
現実主義者
祖国を防衛するために、シビックヒューマニズムが必要
現代ではこのイメージでは語られなくなっている?
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