今朝は10時ごろ起床。

午前に起きることができてよかった。
昨晩は8時に起きようと図ったが2時間の寝坊。

それでも、わたしのお部屋の木々に新鮮な午前の光を与えることができた。
よかった。

この自粛姿勢になってからというもの、日々がゆったり落ち着いている。
これがあるべき人間の時間。
私たちは仕事に追われすぎていると思う。
日々、仕事に行って疲れてしまい、なんの達成感もない。
学生と違って成長を肌で感じることができない一般社会人は働きすぎる傾向にあると感じる。

とはいっても、自宅待機をしている間は、
ゲームに読書、飲酒、昼寝の繰り返し。
実りは全くないので偉そうなことは言えない。

今日は、昼に控えていた『テイルズ オブ ベルセリア』がエンディングした。
あぁ、長い戦いだった。
60時間ほどプレイした。
しかし、テイルズはクリア後のサブクエストがアツいので、ここからが本領。武器強化と経験値狩り勤しむこととなるだろう。

今日は、日が傾く夕方から雨が降り出した。

最初は降ったり止んだりだったが、17時過ぎから本降りになり始めていた。
そんな最中、私は唐突に部屋を出たくなった。

そうというのは、昨日読み進めた竹田青嗣氏の『自分を知るための哲学』を読み進めていたから。

以前から哲学自体に興味があるものの、哲学用語や横文字に着いていくことが難しく、蔑ろにしていた。

蔦屋書店で時間潰しをしている際、哲学の入門書をだらだら探していたときに見つけてしまったのがこちらの著書だった。

正直、内容は私にぴったりだった。
著者も私同様、哲学の入り口で躓いた経験のある方で、哲学への漬かり方を教えてくれたと言った感じだった。

しかし、本来期待していた哲学者に関する基礎は薄く、知識が皆無の私には「ん?」と思うところも多かった。

だから、わたしは本を買うという欲望が激ってしまった。

熟、本というものは読めば読むほど欲しくなるものだ。
満足することはない。

こちらの書では、序盤でフッサールの現象学について言及されることが多いのだが、わたしにはフッサールの現象学について「うん、なるほど」と思うほどの知識がなかった。
大学受験時に学んだはいるものの、大変恥ずかしいことにすっかり忘れてしまっていた。
(ここに書くのも、本当に恥ずかしいが、毎日書くと決めたから書かねばならない。)

ここまできて、興味も増して、更に哲学の拓き方も判り、それならば!是非!フッサールの現象学の本書を読んでみたい!!となったわけである。

しかし、期待に沿わずビジネス書しかない住宅街の本屋には、フッサールはなかった。。
ビジネス書の中にも、哲学由来の書はたくさんあるが、やれだ「武器になる哲学」だの、「嫌われる勇気」だの、「置かれた場所で咲きなさい」だの。

わたしが知りたいのは成功する方法じゃない!!!!

ビジネス書で本当に本当に昔から思っていて苛立たしいのは、名著を噛み砕くのは解るが、それは自分でやるからいい!!お節介!!そして自分はわかっているぞ!出版するぞ!というエゴが嫌い!!

それは自分で読んで、自分で噛み砕いて、自分に落とし込むことで身につくのである。
わたしは自分で汲み取って、論議したいのだ。

いや、ビジネス書というもの自体が悩める忙しいビジネスマンの後押しをするための参考書というのはわかっている。
はなから私とは相入れないということは解り切っている。

あぁ、無駄なことを考えてしまった。

私が本当に行くべき場所はわかっている。
それは栄スカイルの巨大ブックオフ。

あそこに行けば、絶対にフッサールも、フロイトも、カントも、ハイデガーもなんでもある。

ただいけないのだ。
定期が切れているから。

用がなくても立ち寄っていたあそこに行けないから。
あそこなら、本もゲームも服もおもちゃも。
なんでも割と揃うのに。

そのフラストレーションを隣の芝に投げつけているのだ。
ああ、みっともない。
でも、やはりだめ。
私は早くフッサールを読まないと、
竹田青嗣氏の著書も進めない。

誰のせいでもないイライラが募って、本当に仕方がない私なので明日は栄に赴こうと思う。

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