吊橋効果をもっと使うべし

有名な話なので、特に年齢を問わず独身男女必読。

揺れる吊り橋で見知らぬ女性からアンケート調査を求められた場合、結果に関心があれば後日電話するように伝えたところ、ほぼ半数から電話がかかってきたそうです。一方、揺れない橋でのアンケート調査の場合は、殆ど電話がかかって来なかったとのこと。

これは古くから言い伝えられた「吊橋効果」という現象です。揺れる橋での緊張感が相手の女性に対して「恋愛感情」を無意識のうちに抱いてしまうという、脳が持つ何とも痛悲しい本能が、そのようにさせているようです。

もっとも、この調査では女性の容姿については何も触れられておりませんが、容姿端麗であればあるほど電話がかかってくる確率は限りなく１００％に近づくものと思われます。しかし、限りなく美女から遠い方であっても、それなりの確率で電話がかかってくることでしょう。これはある意味、天が与えた救いではないでしょうか？

しかし、世の中、こんな単純な「操作」で結果がかくも変わるものなのか？

変わるんですねこれが。あなたの見ているテレビのコマーシャルなども、こうしたテクニックをこっそり駆使している筈です。一時、サブリミナル効果という話がありました。　これは後になって学問としては否定されておりますが、こういう仕掛けです。

コマーシャル音楽の中に、こっそりと「あなたはこれにぞっこんになる」というような裏メッセージを忍ばせておきます。例えば、「ずいずいずっころばし　ごまみそ　ずい」という童謡がありますね。その歌詞の中に、こっそりと「ずいずいぞっこんなれ　ごまんぞく　はい」という歌詞を背後に流しておきます。すると、その商品のコマーシャルを聞いた若き男性諸氏は、そのCMに「ずいずい」と引き込まれ「ぞっこんになり」そして「ご満足」し、「はい」買います！、と心の中で叫んで、それを見た視聴者の半数もの方からオーダーが来るという仕掛けですね。

この世の中、一筋縄ではなく、幾筋にも張り巡らされた蜘蛛の糸もビックリの仕掛けに満ち満ちているという他愛もない話でした。

しかし、だからこそこの世界からなかなか足が洗えないという危篤なお人もおりますです。はい。。