市井の人々は、めちゃくちゃおもしろすぎる件

今年の初笑いは、テレビの『DASH村』でした。完全に気を抜いていました。

元旦に遅めに起き出して「あけましておめでとうございます」と言って、御雑煮をいただき、雑に丸皿によそっているおせち料理に菜箸を使って『ミニおせち』をこしらえ、食べていたところ、テレビがついていて、DASH村が映っていたのですが、あまり気にせず、なんとなく見ていたところ、DASH村でできたお米を釜で炊飯することになり、野外炊飯ですから、いろいろたいへんなわけで、DASH村のプロの方々がそれぞれのごはんの硬さの好みがあり、それぞれの『正解』を勝手に言っていて、国分さんが

「うっせーよ!」と

言ったところがツボでした。この場面が私の初笑いになりました。これって、すごい信頼関係なんですよ。

市井の人々はおもしろい。志村けんさんも随分市井の人々から笑いのネタを研究したらしいという話も聞いています。ひとみばあさんって、どうやらモデルになった人がいるらしいと聞いた時は、私はひとみばあさんがわからなかったので、そこから『どんな人なんだろうか?』とテレビを見始めたのですが、初見で『ウソでしょ!』と思うくらいおもしろかったです。

近年、老人ホームというか養老院というか、そんな施設で様々な事件や事故が起こりますが、該当する年齢の方に伺ったところ「まぁ、口が聞けるからね」みたいなことを仰ることが多く、けっこうみなさん寛大な感じなんですね。中でもおもしろかったのが、母の知っている方が高齢すぎるため、自分で生活することに限界があり、ホームに入ったんですね。その話を別の近くの高齢女性とお話していたらしく、こんなこと言ってたよ、というふうな話なんですが、母がホームに入ったら絶対つまんないよ!と話していた時

「ちょっとくらい殴られても、しょうがないよね!」と

言っていた。。。
嘘だろ!ダメでしょ!という感じですが、そこには『口の聞けない弱き者に手を出すのは完全にアウトだが、口が聞ける者が好き勝手言ってたら、多少怒りの気持ちが湧いたとしても当然のことだよね』という意味らしく、なかなか感慨深いものがあった。

それにしても、近年の私は市井の人々に笑わせてもらっている。他にも、高齢の女性が特におもしろい。ポイントとしては『高齢で純朴さがある人』と『高齢でまじめすぎる人生を送ってきた人』。この2パターンの方々が今の私の笑いのツボです。

悪意とほど遠い人たちの言葉がいちいちおもしろい。

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