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不如帰

不如帰ほととぎす 1900(明治33)
徳冨蘆花とくとみろか 1868〜1927

徳冨蘆花 32歳。
主人公浪子の不幸な生涯。徳冨蘆花夫妻が実際に聞いた話をもとにして書かれたもの。

浪子さんの悲しそうな表情。
口絵は黒田清輝。

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日清戦争、嫁ぎ先での苦労、結核、離縁、文明開花後の価値観の違い。

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あゝ辛い 辛い もう、もう婦人なんぞに生まれはしませんよ 苦しい (P366)

当時、有名になった言葉だそうです。

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著者の名前が見当たりません。WHY..

オレンジのページには何ページにもわたり本の紹介がされています。
家庭叢書かていそうしょ 簡易料理ということは時短?😀
平民叢書へいみんそうしょには「十九世紀の大勢」という本が品切になっています。

不如帰。戦前には何度か映画化されていたようですが戦後はほとんどありません。

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岩波文庫の表紙には口絵が使われています。