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大正 近代文学 名著復刻版

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1912〜1926(大正元年〜大正15年)
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#谷崎潤一郎

異端者の悲み

谷崎潤一郎 31歳。 最初にこの本を見て思わず・・おぉ、かっこいい! 箱の表側はブラック。 本体は輝くシルバー。 箱の裏側はグレー。(オールブラックだとちょっとキツイ) 本体のほうは表と同じ、きらきらシルバー。 グレーとシルバーの組み合わせがとても美しい。 本の上部は天金加工。 天金加工の特徴は、紙の劣化防止、埃よけ、高級感。 当小説が中央公論に掲載されたのは母の死後四十九日目となる。 ・・・ 「異端者の悲み」主人公、章三郎とは谷崎自身のこと。 「この本は告白