心の中に浮かび上がる、相手に対しての言葉が、たまにものすごく真っ直ぐで生き生きとしている時がある。 そして、 こんなこと直接伝えたら恥ずかしいかも、と、普段ならなんとなくしまってしまうその言葉を、なぜかなんの躊躇いもなく伝えられる友人がいる。 その子と私は多分、生きていく上で大切にしているものが同じで、眺めいる景色の中に見つけようとするものが同じだから。そういう相手にはロマンチックすぎる言葉もすらすらと届けられるのかもしれない。 文通を始めた。環境が変わり、今までのよ
ファンレターを書くようになってからおそらく7年ほどの時間が経っているような気がする。 昔から友達に手紙を書くのは好きだったし、よく行く図書館の大好きな司書さんへ子供ながらに拙い字で手紙を書いた記憶もある。 そういうのとは違って、初めて意識的に「ファンレター」を書いたのはCMで一目惚れした俳優さんへだった。時折更新されるブログの感想だとか、見に行った舞台の感想だとか、とにかく伝えたくてたまらず自然と溢れ出る感情を取りこぼさないようにペンを持ち、紙に気持ちを閉じ込める楽しさを
