見出し画像

Everythingとわたし。

『千鳥のクセがすごいネタグランプリ』のなかで友近さんが歌ってたMISIAのEverything。

「なんてこんなにすてきなメロディなんだろう」とあらためて曲に感動して、番組を見終わったあとにイヤホン取り出して何度も何度も聴き直しています。

うん。
すごくすき。

ふんわり優しく、お上品にはじまるイントロ。
そこにまたふんわり重なってくる歌姫のハミング。

もう全部のメロディにうっとりして
「これってわたしのこと?」といくつになっても共感率100%のストレートな歌詞に胸がくるしくなったりして。

会えばいつも消え去っていく
胸の痛みも

とか、リリースされてから20年。
いろんな場面のいろんな痛みに寄り添ってくれたな〜。

私はこの曲のAメロがすごくすきです。
すごくすきで、CDではカラオケver.よく聴いてました。歌声ももちろんいいんだけど、演奏だけでもすっごく楽しめるんです。
まろやかで優しくて、気持ちがとろん…となるので
中学生のとき眠れない夜によく聴いていました。

さてこの名曲、MISIAの高音の魅力が一般的になっているからあえて低音の歌声が際立つようにつくられたメロディだとか、
優しく よりドラマティックに華やぐのは後半の半音転調にあるだとか、
たくさんの魅力がつめこまれてることを大人になって色々と知りました。
やっぱり人を感動させるって、だれかが頭をフル回転させているんですね。

以前、担当していた番組のゲストに来てくださったDracoVirgoのSASSYさんが思い出の曲にMISIAのEverythingを挙げてくださって、「すごくいい曲なんですけど、この曲演奏すると難しいんです。すごいハイレベルで」とおっしゃっていて、mACKAzさんも大きく頷いていらっしゃったことを思い出します。

『演奏してみるとそんなにまた違う魅力に気づけるんだ…プロのミュージシャンがこんな風に言うなんてなにがそんなに難しいんだろう』と思い、必死になって今でもMISIAの歌声の奥にあるドラムの音を追ったりもします。

たのしい。


私は音楽に詳しくはないけど、やっぱり曲を聴いて何かを感じたり、だれかに教えてもらった知識を入れて聴いてみることに幸せを感じます。

2001年にリリースされてから約20年。
いろんな人のいろんな場面にあった曲だと思います。

ちなみに私は、
当時のドラマの影響でやっぱりおうすけさんと桜子さんとカメレオンを思い出します。

リリースされて数ヶ月後、お小遣いでこのCDをやっと買ってご機嫌になっていたら好きだった人が転校すると知って泣いた中1の雪の日も思い出す😭

小さな弟が「You're everything〜」のところを「ヨー ABC〜」と勘違いして歌ってたことも思い出すし、

スパルタ教師化した母が、英語の発音のレッスンのときに『th』の発音を覚えさせるために一緒に歌ったことも思い出す。

MISIAのライブでこの曲がうたわれたときに「こんなに暑いのに一瞬冬みたいになった!すごい!」と旦那さんが感動していたのも思い出すな。

紅白歌合戦の副音声で山里さんが「この曲って何十年経ってもこんなに楽しめるんだ…」って首がもげるほど共感したコメントをされていたのも思い出す。

7分の曲のなかに思い出すことがいっぱいです。

おばあちゃんになったら、思い出すことまた増えるかな。たのしみ。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?