見出し画像

2023年の出生数が最小の75.8万人に

またまた、衝撃的な数字が新聞に載っていた。2023年の出生数が、758,631人だったことが発表された。厚生労働省の人口動態統計の速報値である。100万人を割り込んだのは、2016年。それから2割も減った80万人を割ったのは2022年だから、いかに子どもが減少するスピードが早いかわかる。

出生の数は「すでに起こった未来」の数字である。7年後は小学校の数に影響するし、18年後には大学の数を左右する。22年後には、新卒者の奪い合いになることは目に見えている。この変化は変わらないので確実に見通せる数字となる。

団塊の世代には250万人を超えていたから、3割ほどになった計算だ。わたしたちの世代、昭和40年生まれから見ても40%ほどと半分以下になっている。

加えて、深刻なのは婚姻数もだ。489,281組と、戦後初めて50万組を割った。2022年の合計特殊出生率は1.26だから、出生数が60万人になるのは時間の問題である。未婚化や晩婚化、なんとか防げないのだろうか。このまま行くと大変な世の中になるのは、すでに見えている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?