ホップ連絡相談会2022 in東京ヴルストハウス虎ノ門

 2019年から実に3年の時を経て、久しぶりにヴルストハウス虎ノ門さんの店先でホップ連絡相談会を行いました。今後も、同じ様にホップ好きの方達との交流の場を設けていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

■概要

・場所:ヴルストハウス虎ノ門
・日時:2022年8月6日 14時ー17時
・参加費:無料(店内で何かしら注文の事)
・内容:ホップの育て方と育てているホップの報告等

 コロナ禍もあり、告知等は大きく行わなかったにも関わらず、ご盛況を頂き、また、感染予防にもご協力頂きながら、大変活発なホップのお話をする事が出来ました。
 また、今回は苗販売を無しにし、お話のみとしたので、皆様とじっくりお話を伺う事が出来たのが印象的でした。お話の内容は大変、熱のこもったモノが多く、お陰で、話すという行為だけで、翌日腹筋が筋肉痛になるという初めての経験をするほど、じっくりお話出来て、良かったです。

 以降、当日お話を伺った内容を簡略しながらご紹介しつつ、当日の様子を振り返っていきたいと思います。紹介されるとまずい、という方はご連絡頂ければ幸いです。

■ホップの育て方への質問

●ハダニの害について

 育てている鉢植えの株が、ハダニで茶変、また葉裏に蜘蛛の巣状の症状が出てきた写真から、葉を全て取り除いて、ツルだけになった様子、またそこから葉と脇芽が伸びてきた復活の様子を写真にまとめて、見せて貰いました。
 ハダニの症状は、私の場合、初期症状で薬剤を散布してしまうので、赤茶けた葉になっているのを初めて見た事と、葉を全て取り除いても復活している様子は、ホップの強さを非常に感じさせるエピソードでした。

●下葉に斑点模様が出る

 これは以前から私も感じていたことですが、恐らく肥料や水の不足した状態だと思われます。
 大体の植物は、下葉が黄変する事によって、肥料や水不足のサインを出しますが、ホップの場合、斑点模様でサインを出す事がある様に感じます。
 勿論、土の跳ね返りによる症状、また病害虫による症状の場合もありますが、こういった症状の場合(特に下葉のみの場合)は、肥料と水管理の見直しを行った方が良いと考えます。

●2年目、3年目以降に元気が無い

 これは鉢植えに限ってよくある症状なのですが、このパターンの場合、1年目に絶好調だった、という前段がある事が付随します。それによって、根詰まりや根の回りに限界をきたしている事により、株全体の元気が落ちている、という症状です。
 改善策としては、より大きな鉢に植える、庭や畑に植える、昨年よりより多くの水や肥料を散布する、が有効かと思います。


・・・とまで書いていて、公開するのをすっかり忘れていました……すみません。(2023年に気づきました……)
ご来場いただいた方大変ありがとうございました!また機会がありましたら是非やりたいと思っております。うちの店先でやってほしい、ここの場所に来て欲しい等ありましたら、お気軽にご連絡くださいませ。

サポートは紹介した植物の苗の生産維持拡充、記事の充実に利用いたします。どうぞよろしくお願いいたします。