日本勢のプレーオフ！

今朝の話。

月曜日の朝を迎え、
「モネちゃんの朝ドラ、今日から新たな展開がありそうだねえ」
と夫と言いながら、NHKの連続テレビ小説を心待ちにしていると、

【畑岡奈紗と笹生優花がプレーオフ　日本勢の優勝が確定　全米女子オープン】

というニュース速報が流れてきました。夫とふたりして急に焦り始め、
「おかえりモネ」の録画予約を確認し、チャンネルをゴルフネットに切り替えしました。

画面には、プレーオフが始まるのを待っている畑岡奈紗ちゃんと笹生優花ちゃんが映っていました。私と夫は、
「全米女子オープンで日本人が優勝争いなんてすごいね！！」
と興奮しながら私たちもスタートを待ちました。

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スコア票が表示されて笹生優花ちゃんの欄を見ると、フィリピンの国旗が表示されていました。実は私は、笹生優花ちゃんがフィリピンと日本の両方の国籍を保持していることをこのときに初めて知ったのです。

日本勢のプレーオフなら、笹生優花ちゃんの国旗も日本のがいいな。

私は正直そう思いました。でもそう思ったのと同時に、なにかモヤモヤとした気持ちになりました。

ん？日本国籍である理由で私は畑岡奈紗ちゃんを応援しようと思ってるのかい？と。

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プレーが始まり二人が戦っているのを観ながら、私はいろいろなことを想像していました。

笹生優花ちゃん。ジュニア時代はフィリピンで育ち、毎日ゴルフの練習に打ち込み、さまざまな大会に参加され好成績を残されてきたけれど、その間には日本の名前だったことで、なにか苦労があったんじゃないか。日本に移り住んでからは、環境の変化に順応していくことも大変だったんじゃないか。

夫に聞くところによると、五輪後にはプロゴルファーとして日本の国籍を選択されるそう。今年からジョージア大学への進学も決まっていたのだが、『プロになりたい』という気持ちが勝り、大学に断りを入れて日本ツアー出場の道を選択した。ご家族とも相談されながらのことだとは思うけれど、これからどう歩んでいくかを自分で考え、自分で選択している。凄いじゃないですか！

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畑岡奈紗ちゃん。2016年に日本女子オープンで国内メジャー史上初のアマチュア優勝。私は、あの時テレビ中継を観て感動したのを覚えています。アマチュア時代はお母さんがキャディをされていましたね。

その小柄な体で、日本ツアーだけでなく、アメリカツアーにも参戦され、「世界に羽ばたく子供になって欲しい」というご両親の思いがこもった名の通り世界で活躍され、なんと凄いのでしょう。

二人とも最高峰のメジャー大会に出場され、優勝争いをされるほどになるには、相当な努力と苦労があり、強い強い精神力が必要だったことでしょう。

そんなことを考えながら観戦していたら、二人を応援したい気持ちになっていました。そして国旗表示はもうどうでも良くなっていたし、国旗のことを少しでも気にした自分のことを恥ずかしく思いました。

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結果は笹生優花ちゃんの優勝でした。

笹生優花ちゃんの試合直後のインタビューで、家族への想いを尋ねられると、
「家族だけではありません。スポンサーの皆様、日本とフィリピンのファン、友達にありがとうと言いたい。これからもっと頑張っていきたい」
と涙を流していました。私の想像を遙かに超え、両国のことを想いながらゴルフに取り組まれていることが伝わってきました。

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今年4月には松山英樹くんのマスターズ優勝、今回の全米女子オープンでは笹生優花ちゃんと畑岡奈紗ちゃんのプレーオフ、そして笹生優花ちゃんの優勝。並々ならぬ努力と苦労があると思いますが、私は今後の日本勢のメジャーでの活躍が楽しみですし、これからも日本のお茶の間で応援していきます！

笹生優花ちゃん、最高峰のメジャータイトル獲得、おめでとう！！
畑岡奈紗ちゃん、最終日の追い上げに感動しました！ありがとう！！