目の前に広がる先には


画像1 

お天気がいい。晴れている。空は薄い水色にぽやりとした白い薄い雲が広がっていて、眩しい光が広がっている。

ここは、ぼろぼろになった壁と、きちんと閉まらない建付がわるくなった窓のある物置の場所。

そこに無理矢理に長テーブルを置き、絵を描く場所にしてた。物に囲まれていて窮屈ではあるけれど、目の前には小さな庭が広がっていて小鳥のさえずりも聞こえて気持ちがいい。

人は積み重ねてきた経験と記憶で生きている。これから先も、いまも。

この先 それぞれが誰にも会えず、物流もネット通信も止まったとしたなら、人は何をするのだろう。

きっと その時は、本を読み、絵を眺め、庭の花を摘み、育てた野菜を食べ… そんな風に実際に手元にあるものを愛でていくのではないかなとも感じる。

そしてきっと、何としてでも誰かに会おうと知恵を絞って身なりや方法を考えていくのかもしれない。

その時にも 経験と記憶は 大切なものへと変わるのだろう。

そんなことを 昔から考えてはいたけれど、こんな風に突然こんな形でやってくるとは想像していなかったな。

心に大切な栄養をたくわえて新しい世界の始まりに備えていたいなと思うこの頃です。

絵と言葉はきっとずっと残っていくものなんだろうな…。描いていることがこの先も出来ていたら嬉しいな。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?